七段になるまでの感想はこちら。
【七段昇段記念】天鳳・サンマの感想 - amiのゲーム感想置き場
降段までの道のり
七段にはなったんですが、三鳳デビューできませんでした。というのも…。
1回もトップを取れずに降段しました。
長い三鳳の歴史でも上位0.何%クラスに速い降段だと思う。降段RTAでもっと速い人はいるのかしら?
3トップ5ラスくらいのペースで緩やかに降段するなら、「三鳳は凄いなぁ」と思いながら麻雀をやめれたんだけど…。
0トップ11ラスで「三鳳は凄かった」と言って麻雀をやめるのはあまりにもダサすぎる。
高いレベルを経験して、麻雀が好きになるどころかハッキリと憎悪を覚えた。私は麻雀を許せない。さっさと点数計算覚えて形にも強くなって押し引きも上手になって「三鳳デビュー」して速やかに麻雀をやめてやりたい。
これくらい強烈な体験をしないと、私が点数計算を覚えることは無かったはず。人生で今後どれだけ麻雀をするか分からないけど、麻雀を続ける以上はこの経験は悪くないものだったとも言える。
これから500時間は麻雀に費やす見積もり。テキトーに決めたけど。
特別好きでもない麻雀に早く見切りをつけるためにここまで頑張ったのに。こんな形でやめるのは私のプライドが許さない。
そりゃ上手くないし滅茶苦茶な打牌もしてるけど、こんな仕打ちを受けなくてもいいじゃんとは思ってる。上振れて七段になる事もあれば、こういう事もあるのが麻雀。許せない。許さない。
良くなかったところ
鳳凰卓にビビッて、特上を打ってる時とかなりバランスを変えた。
それが良くなかったかも。特上なら「知らねえ」と言って押せる牌が押しづらい。打ち手のレベルが上がって聴牌の速度とかは変わってそうだけど、ルールは変わらないんだから打ち方が変わるのはおかしい気がする。対策として、今後は鳳凰卓でも戦えるバランスで特上を抜けられるように工夫してみる。
あと、副露手の速度の見積もりがおかしいっぽい。
強い人とやった経験がないから、自分の手が鳴けると思いすぎてる(そして、相手に鳴かせすぎてる)。
例えばこういうの。
西を鳴いても東かドラの發を鳴かせてもらえると思ってた。
でも他家の打牌速度的に対応されてるっぽかった。相手からどう見えるか、どう対応されるかも考慮しないといけないみたい。アガりまでを考えると、この鳴きは速くなってないということだと思われる。
アガり逃しも多かった。正着を打ててればアガれてそうなのも結構あった。
立直を受けての回り方は本当に分からない。観戦してて、あまりにレベルが違うなと思ったのはここ。
放銃しないのと手詰まらないのと聴牌・和了を見るののバランスが分からない。今の実力ではどれか一つがどうしても欠けてしまう。
サンマにおける先切りのバランスも分からない。先切りだっつって普通に刺さることも多いし、受け入れを狭めるデメリットが四麻より大きいかもしれない。
2週間くらい観戦してて、鳳凰卓は(鳳凰卓に限らないのかもしれないが)目無しの打ち方にマナーがあるっぽいと感じた。
私自身はこれまで時間効率でラス確アガりを普通にしていたけど、三鳳は狭い村っぽいし嫌われる行為は慎んだ方が良さそうだと感じた。
これだけラスを引いてるから目無しみたいになる事が多かったけど、どう立ち回るべきなのか分からなかった。鳴かせていいのか、それにも気を遣った方がいいのかがよく分からない。放銃だけはなるべくしない方がいいかなと思い、とりあえず聴牌が近そうな気配がするまで逆転の可能性のある手を組むようにしてた。
私は深いところで麻雀をナメてるけど、本気で麻雀を打ってる人の迷惑になっちゃいけないとは思っている。
その辺のマナー的なところはどこかに明文化されてるのでしょうか。ご存知の方はお教えください。
三鳳を振り返る
16戦しかないのでミスっぽい場面をなるべく全部振り返る。私の気づいてない、もっと重大なミスがあるのかもしれないけど。
誰かに聞いたわけでもない、自分一人での振り返りなので分析の正しさはまったく保証できません。
1戦目
最初はある程度普通に打てた。リードしている東三局。
いきなり国士が消えたので七対子しかないと思って6s切りとした。筒子のホンイツっぽい河を作ると、対応してもらえてる雰囲気があった。
既にアガり逃してるけど聴牌した。
發単騎立直、9p単騎立直、9p単騎ダマの三択かなと思って9pダマにしたけどミスな気がする。曲げて良かったのかも。
ここまで聴牌してなかったのかよと思われてナメられて押されるのが嫌でダマにした。実際に9pダマでツモアガったけど、あんまり点数的に嬉しくなかった。ということで立直の方がいい気がする。9pか發かどっちが良いのかは分からない。
これ以降、鮮やかに他家にツモられ続けてラスった。
ここで立直してればもう少し点数状況が違って何かが変わったかも。
2戦目
ここまでも小ミスは色々あったんだろうけどとりあえずラス目。
形に弱いという私の弱点が出た。
ここから何を切るかということより、そもそも3sツモでどういう聴牌が取れるのかを考えてなかったのがミス。58sと筒子しか見てなかった。ということで258sに取れることに気付かなかった。
58sと47pで比較をしてしまい、7と8の僅かな安全度の差で8sを切って立直した。
実力が出たしラスるのは仕方ないんだけど、最後の方にも迷う場面があった。
四暗刻メインで手組をしてて、最後の最後に逆転しない程度の聴牌が入った。
聴牌料のために南を切るのは良いのかなと思いつつ切った。結果的に親が鳴いて聴牌連荘になったけど、最低限やるべきこと(逆転の可能性を追って局を増やすこと)は出来た。それなら良いのだろうか。放銃の可能性もあったし、こんな手では切らないべきなのだろうか。
3戦目
面子手じゃなくて七対子なら、みたいな感じの失敗はあったけどまあまあ普通に打てたと思う。一ヶ所だけ振り返りたい。
北を抜いて6pを持って来て、r5s切りをした。
こちらが2着目だけど、これくらい離れてるラス目の相手なら一切れの發くらい打っても良かったのだろうか。
そもそも牌効率通り打ってれば8sを切らずに7sを捉えていて、36s立直になってたはず。どっちのミスの方が罪が重いのだろうか。後者を反省すべきな気がしてきた。
4戦目
ラス目の立直にベタオリ中。
前巡から手づまってたけど、6sワンチャンスというだけで8sを通した。
同じ理屈で7sを切ったらロンって言われた。裏が2枚で跳満と言われた。
見返してみたけど、上手い人なら何を切るのか見当もつかない。
筒子は2pワンチャンスというだけだし索子の下あたりは打点が絡みそう。何かの理屈で7sよりは4sの方が打ちやすいとかあるのかな?
うーん…自分では正着が分からない。ミスなのかも分からなくなってきた。とりあえず、この放銃が響いてラスった。
5戦目
細かいミスはあるんだろうけど(それを振り返ったらキリが無いから)そんなに振り返るところがない。相手が上手だった。
6戦目
これも実力が出た。
立直判断は実力がモロに出そうなところ。ここが弱いのは致命的かもしれない。
対面に「降りて!!!」と言いたくて立直した。和了率で普通にダマの方が良さそう。
結果、上家に差し込まれて対面のアガり。こういうのもあるし、ダマが正着だった気がする。
2着で耐えたのは幸運だった。
7戦目
これも立直判断。
役あり、親番、打点…ダマだなと思ってそうした。結果、周りに自由に打たれて下家にアガられた。
この待ちなら立直の方が和了率の面でも良かったのかも。こういうのは運じゃなくて実力だから、修正しない限り間違え続けちゃう。早急に改善しなければならない。
次は、親リーチ相手の戦い。
發が打てないと思って9sを打ったけど、よく見ると9sの方が余裕でヤバそう。6p全見えで面子手じゃないのかもと思ってたんだけど、面子手だったらほぼこれしかないってくらいだった。
当然のように69sに刺さった。これを打ってるようでは…という感じ。上手い人なら發くらい打てるのかもしれないし、どっちも打てないのであればオリた方が良かったのかも。
今回は振り返るべき場面が多い。
親番で聴牌中。
6pは暗槓されてるし、下家に通ってる4pを切ったら対面のカン4pに刺さって13000の放銃。
14p以外で1pが当たる可能性はどれだけあるんだろう。よく分からないんだけど、結果から見て劣化打牌をしてしまったかもと思った。
次局。
七対子か一応国士か…で何故か奇跡的に国士をアガれたんだけど、さっきの放銃が響いて2着止まり。この一戦はトップを取れたかもしれない。
8戦目
この一戦も色々振り返るべきところがありそう。
まずは聴牌が入った場面。
ここから8pを切ってダマにした。索子の横伸びと四暗刻を見てた。
一萬がもうないからダマは良いと思うんだけど、方針はこれで良かったのだろうか。
方針に基づいて、6pを引いて聴牌を外した。やり過ぎかな。
その後。
迷走し始めた。
よく分かんなくて7pをツモ切っちゃった。47p5sで満足すべきだったか。
まごまごしている間に下家にツモられた。
東二局一本場。
変なイーシャンテンだし、8sをツモ切った。
次に一萬を切ることになるんだけど、それくらい安牌が無いなら先に一萬で良かったのかも。
その後。
2p,4pとツモってきて、一気にさっきの8sを返してほしくなった。
テンションが上がり過ぎて6sを切ったら刺さった。大人しく2pを切るべきだった。せめて1sだったか。とにかく、テンションが上がってしまいましたとしか言えない。酷い放銃。
この一戦は2着で助かった。
9戦目
一番酷いミスが出た。
トップ目の親番。
下家の6s4sの後の東手出しを見てなかった。1pで倍満放銃した。
状況もあいまって、一番やってはいけないミスだった。3sなり何なりで回るべきだった。
2着で耐えはしたけど、トップ率0%らしい人間の打牌だった。
10戦目
またも立直判断。
上家に「オリて!!!」と言いたくて立直した。上家が対面からアガる分には嬉しいし、止める必要がなかった。点数的にも立直にメリットがほぼ無い。
こういうあまり経験しない状況において、よく考えずに雰囲気で立直判断してる。経験の少なさと、考えないことが良くなさそう。長考がキズになるとはいえ、考えた方がいい場面で手が止まるようになりたい。
上家が対面からアガって、次の局。
ここも相手がどう打ってくるか考慮すれば違う選択ができたか。
8pを切って立直したけど、いざという時に上家に差し込んでもらえるかもしれないから4pを切るべきだったか。4pの方がやや山にいる気がしたし、安全度も込みでこうしたんだけど。
手を開いたら4pは放銃になってた。8pツモってきたしミスかなと思ったけどこれはミスじゃなかったかも。結果は、対面のカン6s追っかけ立直に6sを持って来てしまって飛んだ。
11戦目
これも実力が出ちゃった。
親の打白を見て、慌てて7sを早く切らなきゃと思ったら手遅れで跳満放銃。
私の河の、發の所で切っておくべきな気がする。一手どころか二手遅かった。
オーラスも良くなかった。
7sを切ったけど、もう立直で良かった。
北を抜いてるのを忘れてたのが酷すぎ。対局中は「裏1条件、この巡目なら作り直すか…」と思ってた。今振り返ると条件出来てる。こういう見落としって直るもんなのかな。直るもんだと思ってとにかく実戦を積むことが必要かも。
当然のラス。
12戦目
さっき貼った、西をポンした局。
立直を受けて8sを持って来てとりあえず西打ち。
その後にイーシャンテンが広がって8sを打ったら放銃。2着との点差的にオリても良かったのかなと少し思った。オリるなら發を三枚打つのかな?
この後はまあどうしようもないかなという感じでラスった。
13戦目
普通にラスったという感じだけど、一点だけ。
1pの打点上昇が凄まじいからダマにしたけど、変化が乏しいし立直でも良かったのかも。
立直を受けてベタオリせざるを得なくなった。結果を見ると、立直の方がマシだった気がする。
14戦目
東発から。
8sを切ったけど、正着は1sな気がする。親のダマテンを警戒してたのかな?よく覚えてない。
親の立直が飛んできた後。
打点で6s切りもアリだったんじゃないかという気がする。
結果は良かったんだけど、そういえば6sってあんま当たらなそうだし変だったかなとアガってから思った。
何だかんだでラス。相手を讃えるしかない。
15戦目
私の良くないところ、雑さが出てしまった。
白を切ればいいと思うんだけど、どうせオリるしと思って3pを切った。
直後。
こういうのも改善しなくちゃいけない。
東二局。
ただごとじゃない雰囲気を感じてベタオリ開始。
こういう時に切る順番が分からない。七対子の目だけ残しつつ、タンヤオに当たらなくて3連打もできそうな1pから行った。
先を考えて対面のケアもしたいんだけど、そんな場合じゃないのかしら。放銃率の低そうな1sから行くべきなのだろうか。
結局これが決定打になってラス。
16戦目
降段戦。
ラスになるかどうかの分岐だけ振り返る。
69sを切れば聴牌だけど切れなかった。怖すぎて。
結果。
今思えば、あそこで切るしかなかったんだけど…こんな打点になるかは分からないし放銃しない方が大事な気がする。
これは不運で済むのだろうか。それともこういう事があるから聴牌を取るべきなのか。
==========
〈おわりに〉
このままでは麻雀をやめられないので、とりあえず今年中は麻雀にオールインしようと思う。
今やってるゲームも楽しいんだけど、麻雀…そして自分を許せるようになるまで、それくらい強くなるまでお休みする。
ということで12月に普段通りに記事は上がらなさそうです。
麻雀で良いことがあったら更新しますが、なければ今年最後の投稿になりそうです。
早すぎますが、よいお年を。