Wii UのVC版でプレイ。
今年やった中で一番印象に残るゲームだった、って多分今年の年末に思うんだろうな。
それくらい衝撃を受けたゲーム。
〈購入・ゲーム開始の経緯〉
名前は昔から聞いたことあって、漠然といつかやりたいなあと思ってた。
残高追加できなくなる前にVCで買っておいたけど、他のゲームをやってるうちにリメイクが発表されて発売もされて、そこから更に1年ちょっとの時が流れた。
色々順番があるからしょうがないんだけど、世間一般のタイミングを逃し続けてようやくやったという感じ。
同じシリーズのやつは基本的にSFCあたりから一作、新しめの機種から一作買うことにしてたから「伝説のオウガバトル」は気になったけど買わなかった。買っておけばなあと思うけど、全部やれるかわからなかったから仕方ない。
このブログを始めてなかったらこんなペースで進めてないかも知れないし。現状は結構予想外。
このゲームの前情報はほぼ入ってない。昔のグラブルの絵柄の元みたいな感じなんだよねとかフワッとしたことだけ知ってる。
あと何となく周回プレイ推奨な雰囲気を感じてた。
〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉
短くまとめるのが難しいし固有名詞がバンバン出ちゃうけど、あらすじをば。
ヴァレリア島という島が舞台。
複数の民族による紛争が絶えなかったヴァレリアを統一したドルガルア王の死後、またヴァレリアは内紛状態に陥った。
旧支配者階級のバクラム人を扇動した司祭ブランタは独立を宣言した。さらに、北の大国・ローディス教国と密約を結びその庇護のもとバクラム・ヴァレリア国を建国し、島の北半分は彼らの領地になった。
南半分では2つの民族主義陣営が対立している。
島の人口の7割を占める多数派民族であるガルガスタン人はバルバドス枢機卿が指導者となって南半分の覇権を手にするため、人口の1割にも満たない少数派のウォルスタ人の虐殺を開始した。
ウォルスタ人はロンウェー公爵を旗頭に抗戦したが、半年で敗北。ロンウェー公爵は捕囚の身になった。
主人公は姉のカチュア、親友のヴァイスと共にウォルスタ人のレジスタンスとして活動していた。
主人公たちの住む町は1年前にローディス教国の暗黒騎士団に襲撃を受けており、主人公の父は連れ去られてしまった。
ある日、ヴァイスはランスロットが近くにやって来るという情報を持ってきた。ランスロットというのは暗黒騎士団の団長の名前である。
暗黒騎士団に対する恨みとウォルスタ人の解放のため、主人公ら3人はランスロットを襲撃することを決意するが…。
といった感じで始まる。デモムービー等を参照。
あらすじを見てもらってわかる通り、重厚なストーリーが大きな魅力の作品。あらすじでは省いたけど各民族は決して一枚岩ではなく、現政権に反対する組織もある。
キャラクターそれぞれに正義や思想、大切なものがあって単純な善悪の争いではないということも推したいポイント。
今の感覚だと戦闘アニメーションが飛ばせないとかでSRPGとして快適さは今ひとつかもしれない。
でも他の部分に工夫があって、こんなこともできるんだと驚かされることが多かった。
戦闘システムはわりと複雑だけど面白い。大きな特徴の一つはWT(ウェイトターン)制。
敵フェイズ/味方フェイズを交互に繰り返すみたいなターン制が一般的だと思うけど、WT制は一つ一つのユニットにWTが設定されていてWTが0になった者から行動するという感じ。
次に動くのが敵なのか味方なのかなど、数手先を見通しながら行動を選んでいくのが面白い点。
複雑ながらチュートリアルが丁寧で、初めてSRPGやる人も楽しめるように作られてるし、普通のプレイングの範疇ならどんな状況でも完全に詰むことは無いようになってる。
重厚なストーリーや世界観を補完するように、文字情報がかなり充実している。
文字を読むのが辛い人以外は全員におすすめしたい作品。
以下、ネタバレ有り。
==========
〈ネタバレ有り感想等〉
…の前に、
〈前置き〉をば。
私のプレイングについて。
このゲームは3周した。
2周目の最後の方までは攻略を見ずに自力で遊んだ。
1周目はCルート、2周目はLルート、3周目はNルートをやった。
3周目はやり込み要素も一通りやった。
ゲームをプレイしながら、いつものようにメモを取ってた。
細かいところまで書いてたら、3周してメモが13万字を超えててひっくり返った。
メモを頼りにしつつ、それぞれ章ごとに感想を述べていこうと思う。
その後、そこで書き切れなかったことをプレイ全体の感想として述べる。
〈ネタバレ有り感想等〉
1周目:Cルート
1周目は特に日記っぽくなると思われる。
第1章 僕にその手を汚せというのか
章の内容より先に、ゲームを始めた直後の感想から。
ゲームを始めてすぐ、イメージの中の「FFT」のグラフィックだから驚いた。FFTはまだやってない(今後3年以内には絶対やりたい)し全然知らないけど。
かなり類似点がありそう。製作陣がほぼ同じなんだろうなと思った。
L・N・Cのアラインメントとか、メガテン感もある。
最初の質問はどう影響するのかよく分からなくて戸惑いもあった。
ゲーム始めていきなりバンバン固有名詞出てくるから結構混乱したし、なんだかややこしそうな話だった。
ウォーレン・レポートのおかげでなんとか現状を把握できたけど、ちっちゃい頃にやってたら難しすぎてよく分かんなかっただろうな。
単純な二者間の対立みたいなのじゃなくて、少数民族の抑圧といった近代史のテーマみたいな感じがなかなかピンと来づらい。
世界史を履修したからなんとか付いていけるけど、中学生くらいでも理解するの難しそう(あくまで自分の中ではという話)。
会話の中で主人公が発言する際、時々2択の選択肢が出る。
めちゃくちゃ分岐がありそう。何周かすることになるんだろうなと思った。
もしかしたら忠誠度が変わるだけなのかもだけど。
カチュアが想像以上にしたたかでびっくりした。
意外と口も悪い。好きだ…。こういうお姉ちゃんと暮らしてみたいと思った。
全然別作品であるメガテンを意識しすぎるのも良くないけど、カチュアとヴァイス両方と仲良いままエンディングに行くのは無理そうだなとか思っちゃう。
聖騎士ランスロットと別れるまでがチュートリアルって感じかな。カチュアやヴァイスを自由に操れる日は来るのだろうか。
自分の団ができた。なんかグラブルみたいだ…。
ネーミングに漢字をつけられるゲームでは漢字をなるべくつけたいタイプ。
カチュアとずっと一緒にいれたら良いな、もしカチュアが居なくなったとしてもずっと遺っていて欲しいなと思ったからカチュアの名を入れることを決めて、漢字を当てはめた。
結果、「華中安隊」と名付けた。カチュア隊と華中安泰をかけてる。(中国の)華中を安泰にしようとしてるわけでは無いので何もかかってない。
最初のユニット8人はタダだし雇って損は無いかなと思って全員雇った。
ゴリアテとアルモリカ城でオクトパスとゴーレムを入れて、レベル1のやつを2にするためにトレーニングした。
トレーニングって面白い仕様。詰みは無さそうだけど、クリアまでの日数がエンディング分岐に関わるとかあり得るなと思う。
そして、キャラロストもそこまで悲観しなくて良さそう。金と時間をかければ同じようなキャラを作れそうだから。
団に30人しか入れられない(ここグラブル)からどういうユニットをどんな割合で入れれば良いか考えたくなる。実際使ってみないとわからないけど。
本格的なSRPG部分に入るまでにかなり時間をかけて遊んでる。ストーリーの重厚さを味わってる。
テキストも面白いから色々読んじゃう。
キャラロストしても良いかなと思えるゲームは珍しいしこのゲームくらいキャラロスト許容したい。
クリザローの町で早速キャラロストした。
計算式とかよく分かってなくて、移動し終わってからダメージ予測を見れる感じだから難しく感じる。
レベル2のソルジャーやアマゾネスでもスケルトンの攻撃に2発耐えられるし行けるかなと思ったらゴーストが残りのHPを上手く削ってきてやられた。
クラスチェンジの事とかよく分からないまま更に大所帯になっていく。今後どういう風にやろうか色々考えちゃってなかなか進まない。
その計画がシミュレーションの楽しいとこでもあるからいいけど。
トレーニングは同じ場所で連続で行わず1ステージに1回だけする代わりに、1回で長いことちまちま作業してパーティのレベルを均してる。
全員のレベルを均して、主人公にトドメを刺させることで、死んじゃいけない主人公を周りより更にレベル高くする感じでやってる。
ここまでの経験からしてレベル1つの差がかなり大きいから、多少ヌルくなってもこれくらい念入りにやらないとロストが多発しそうな気がする。後半になると状況変わるのかもだけど。
主人公をナイトにクラスチェンジさせた。
クラスチェンジはなんとなく成長ボーナスがメインなのではと睨んでるけど、ナイトならまあ安牌だろうという感覚。
この中で一強があるとすれば素早さ上がりそうなニンジャだと思うんだけど、攻撃や防御がどれだけ疎かになるか分からなくて使う決心はできなかった。
クァドリガ砦は行く必要なかったのかもしれない。
ウォーレン・レポートを見るとガルガスタンも一枚岩じゃ無さそうだし混乱に乗じて攻める時なのではと思って進軍したけど、戦果が上がらなかったのは計算外だった。
ロンウェー公爵から暗黒騎士団と密約を交わすよう言われた。
嫌な予感しかしないけど…。バクラムと似たようなことしようとしてるし。
バクラムと暗黒騎士団がどういう関係になってるのか分からないし、裏切られないとも限らない。
トレーニングを毎回1回ずつやってみてるけどすげーーテンポ悪くなっちゃった。
トレーニングは詰まってからやるべきなのか、攻略しながらある程度レベル上げ作業もしていく感じが良さげか迷う。
ロンウェー公爵やランスロットも全幅の信頼を置けない感じ。色んな人の思惑が渦巻いてて、主人公たちは現場で使いっ走りさせられてる感じ。
自分たちの意志で自分たちの行く先を決められるようになりたいけど、今後どうなるか…。
民族解放が最終目標になるのか、世界平和が最終目標となるのか、また別の目的が生まれるのか…。
色んな可能性を想像するのが楽しい。
システィーナはいずれ仲間になりそうだけど、ヴァレリア解放戦線はヴァイスが引くほど過激な組織なんだと驚いた。
システィーナとしてはプロパガンダによる誤解ということらしいけど、補給物資を奪おうとはしていたわけだし…。
争いのない真の平和を望むなら、個人の欲望を棄てなければならないというシスティーナの忠告について。
分かってはいたはずだけど、改めて言われると重く感じる。
人間らしさの喪失と言えるのかもな。
フィダック城に行ってから、第1章クリアまで一気にやった。
後半はかなり物語が動いたな。
ロスローリアンも単なる敵では無さそうだし、最後は強烈な選択を迫られたし。
今後が気になって楽しい。
暗黒騎士団のいる城の中で事を荒立てるのはまずいかと思ってフィダック城は穏便に済ませた。
敵対するかもしれない相手にできれば顔を知られたくなかったけど…。
バルマムッサでの最後の選択…前々から感じていた嫌な予感が的中した感じで、流石に反発せざるを得なかった。そんなうまくいくとも思えないし…。
結果、ロンウェー公爵の目論見が当たってこちらが切り捨てられるという主人公にとって最悪な展開になったけど。
ヴァイスとは思想が合わないなと思ったけど、ヴァイスと袂を分かつのは仕方ないなってあのシーン見て思った。
例えばこの後ヴァイスを殺すことになったら、ヴァイスの思想と何が違うんだろうとか考えた。結局自分の理想に向けて自己正当化するしか無いのかとか、争いしか手段が無いからこうなるのも仕方のないことなのだろうかとか。
カチュアルートとヴァイスルートみたいに分かれるのかな。両方と共存したいけど、そういうルートもあったりしたら良いな。
ヴァイスたちはナショナリズムというか、民族自決の精神というかが強いけどなんでそうなったんだろう。教育の影響なのかな。
戦う意志の無い者は死人なんだからどれだけ殺しても咎められないみたいなセリフはすごかった。めちゃくちゃな理論過ぎて逆に好きになった。
瀕死で逃げる敵とそうでない敵がいる。今まで倒してきた者の中に、瀕死なら逃げる敵は居たのだろうか。あるいはニバスみたいに倒しても逃げる仕様なのだろうか。
第2章 思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから
2章始まりで育成のために仲間にしたばかりのレベル1のフェアリーを連れて行ったら狙われちゃってまたロストした。
章の始まりで1回トレーニングする感じが良いかも。流石にナメすぎてた。
第二章は戦闘の中で分岐がありそうな所でちゃんと分岐したのが驚いた。
最初はバイアンを救えなかったけど、その後が簡素な展開だったから救えば分岐しそうだと考えた。
結果分岐したし思ったより大きそうな分岐だった。
バイアンは死のう死のうとするAIでちょっと面白かった。
ウィザードでありながら敵リーダーに突っ込んでいく。それなのに敵リーダーを倒せるくらいまで削ると周りの雑魚に向かっていくようになる。
このゲームをやりながら、正義とか悪とかは見方によって変わるというような価値観を感じる。
特に2章では顕著なのかな。
お腹に子どもがいる女海賊の夫を手にかけ、そして女海賊も倒すなんてやってることはヴァイスたちとさして変わらない気もする。こちらに免罪符があると思えるだけで。
そのヴァイスとの会話。歴史が許してくれる!みたいなセリフから、ヴァイスも良心の呵責に苛まれてるのかなと思ったけどどうなんだろう。
奥行きありそうで良いキャラだ。
カチュアと主人公は意外とケンカが多い。
カチュアももう何癖かありそう。
トレーニングを1回で済ませようとするとその1回に時間かかりすぎる。
突出して強いユニットを作って、他のユニットはそいつを攻撃しながらそのレベル-1くらいまで一気に育てるみたいにした方が結果的に時短になりそう。
処刑前のバルバドスの言葉も一理あった気がする。上に立つ人間じゃないから真に理解はできないけど、社長とかやってる人は共感するところも多そうだった。
セリエの計画はやばすぎた、なんでもアリなのかっていう。上手く行くと思えないけど、そのルートがとれたら見てみたい。ハッピーエンドになる気がしないけど。
システィーナを仲間に出来た。バイアンを救うかどうかでこんなに変わるのかと驚いた。
姉妹の口論も良かったな。姉の方はやろうとしてることが滅茶苦茶すぎるきらいがあるし、妹はもっと違うやり方って言うけど具体案が出ないし。
どちらも相手の思想の問題点への指摘は正しいけど、どちらの主張も全面的な賛同はできないって感じ。答えが無い問題の難しさを感じる。
第2章クリアまで行った。
三度も戦う相手がなぜザパンなんだろうとは思った。
カチュアが攫われたときは狼狽えた。カチュアと別れるルートも頭をよぎったから。
最後の選択肢は、ロンウェー公爵が信用ならないから2を選んだ。
結果的に2章ではトレーニングし過ぎた。塩梅が難しい。
スレンダースピア持ってたらヴァイスを一撃死させてしまった。手前の編成でどこでもセーブしてたおかげですぐ帰ってこれたのは良かった。案の定聞いといた方が良い話を聞けた。
ヴァイスはカチュアのことが好きなんだろうな…。
逆恨みは多いけど、恨んでる相手に悪気が無さ過ぎて苛立ちを加速させてしまう気持ちは分からなくもない。
レオナールと主人公の口論はかなり良かった。
虐殺を目の当たりにしてるから完全に良い人とは思わないけど、彼のできる範囲で彼が主人公のために気を遣ってくれたのが凄く嬉しかった。
ヴァイスも分かり合える時が来ると良いな。
第3章 駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚
嫌な予感を醸し出しつつ3章。
2章と似た感じの始まりだけど、ずっとこうなって欲しいなと思ってた方向に話が進み始めて嬉しい気持ち。
この世界のことを知らなすぎる。どんな問題が根っこにあるのか見極めたいとずっと思ってた。
良いゲーム。
ヴァレリア島が舞台の三国志演義、みたいな雰囲気もある。自分の団は蜀のイメージ。
カチュアと喧嘩ばかり。メガテンのイメージだと、自分とカチュアも違う道を歩むのかなという気もするけど、このまま別れるのかな…。
せっかく華中安隊と名付けたけど、自分の目指す方向にはカチュアと一緒に行けないのかも。悲しいかな。
ブリガンテス城へ。
ザエボスは倒すしかないのかな。ザエボスの指摘も一理あるところだと思うけど。
主人公はその後、ロンウェー打倒を宣言する。その後に何を見てるんだろうと気になる。
初めてMVPがとれた。
敵をたくさん倒したユニットが選ばれるのかな。レベルアップするのがおいしい。
バハンナ高原に戻るとハボリムが追いかけられてる。
バハンナ高原で戦闘になると思ってなくてセーブはブリガンテス城手前でしかしてなかった。
編成的に忍者より遅くて、どこでもセーブも戦闘開始後にやっちゃったからどうしてもハボリムが助けられなかった。
仕方ないのでブリガンテス城をやり直した。別の入り口から侵入することもできたからまあ良しとする。
編成や装備を変えて、ハボリムを無事助けられた。
装備の重量を意識しろと教わった気がする。場合によってはわざと重くするのもアリっぽい。
ハボリムという名前にすぐ反応できたのはメモのおかげ。逐一メモ取ってるからかなり時間かかっちゃってるけど。
暗黒騎士団と対峙する際に彼がいるといないとでは展開変わりそう。
ロンウェーは暗黒騎士団に魂を売ったということらしい。
レオナールの一騎討ちするかどうかの選択も、最初は二人だけの戦いじゃないを選んだけどアッサリした印象だったからダメ元でやり直して一騎討ちした。
でも変わらなかった。何か別の条件を満たさなきゃいけなかったのだろうか。
2章の途中でトレーニングやり過ぎちゃって、ここでようやくまたレベル差が追いついて苦戦をするようになった。
こうなってから3レベルくらい盛りつつ進むのがいいのかな。
トレーニングしたら間違えて9レベル盛っちゃった。
なんかやってるうちにやめられなくなって…。薬物じゃないんだから。
ガンプはまた逃げた。何度も戦う相手がなぜ彼なのだろうとザパンと同じように思った。
カチュアの秘密が判明する。
まああんだけ「たった二人の姉弟」だと強調すればこういう事もあるよなあ。
とはいえ物語のキーすぎて驚いた。
なぜランスロットがそれを知っていて、それを今話したのだろう。今後に期待。
3章終盤のヴァイスの小物感が良かった。
最期に主人公の名前を呼ぶわけだけど、もっと早く頼ってくれればという気持ち。
3章から4章冒頭は物語がめちゃくちゃ動く。
ヴァイス死んじゃうけど助けられないのかな…。
暗黒騎士団も狙いが多少見えてくるし実際戦えるようになってきた。
ロンウェー公爵が死なない道はこのルートだと無いのかも。死ぬ以外の解決法が欲しい気持ちは少しあるけど。
ロンウェー公爵の、暗黒騎士ランスロットとの密会の時のセリフが下手に芝居がかってて面白かった。
第4章 手を取りあって
カチュアの本気が出てきた。マインドコントロールされてるのか本心なのかハッキリはしてないけど、言葉の節々から滲み出る「重さ」が表出された感じ。
ランスロット同士の言い合いも見応えあった。どちらの言い分もよく分かる。一般的に言えば悪者側である暗黒騎士ランスロットにも強い説得力がある。極端すぎるところはあるにせよ。
支配されるという特権を与えているのだ!みたいなセリフは抜群。一見めちゃくちゃだけど噛みしめてみるとそういう側面もあるかと納得してしまう感じ。
聖騎士ランスロットは高所に立っている感が否めない。立派な思想だとは思うけど、自分にはできるってことを他人に期待し過ぎな気もする。
「ガン細胞」とか「自浄作用」とかいうワードが少し気になった。
この世界は医学や生物学が進んでるのかなとか変な感想を持っちゃった。
4章は我々の陣地がヴァレリアの南半分になるので最初から色んな場所に行ける。道中の雑魚戦がかなり増えてきてる感じ。そして魔女の店オープンの知らせ。
これは各地を一度巡るべきかと思い、多少どこでもセーブ使いつつ各地を回ってみた。
するとアルモリカ城でイベント発生。
こういう予想が当たると嬉しい。重要な話を聞き逃しかねないところだった。
ウォーレン・レポートでオウガバトルの伝説について読める。前作の話なのかな。前作やりたい…。
オウガバトルの伝説を読むと、人間同士が一まとまりになって戦うみたいなイメージも浮かぶけど、このゲームでそれが実現できるかはまだ分からない。
ブリガンテス城は、またルート分岐する。
西から行くと必ず戦闘になるっぽいけど、南を見ると戦わずに済むかもと思った。
リセットして、首飾りだけ着けて一人で南に行ってもダメだった。カチュアとの絆の証だと思ってる首飾りも、外したくないけど外してみたら展開が変わってびっくりした。
主人公の言ってることをメモしてて覚えていられたから気づけた。ちっちゃい頃だったらメモしてないだろうし絶対見逃してた。今やれて良かったかも。
そしてこのゲーム凄いなと改めて思った。
戦闘マップに主人公一人を丸裸で置かせる勇気を求めてくるとは…。
プランシーの独白はかなり良かった。BGMも凄く良いし、父としてのプランシーの想いが伝わる描写が抜群だった。
これをカチュアにも聞かせてあげたかった…。
あと、マナフロアとベルナータ王妃は何故か「あら^~」な感じ。
二人のサイドストーリーが気になる。
そして四姉妹と主人公の関わりも明らかになる。
オリビアが主人公を鼓舞するところも良かった。幼馴染との再会って好きだ。
主人公があそこまでバクラム人に対して負の感情があったとは正直あまり思ってなかった。
どういう教育がなされていたのかと気になる。
アルモリカ城の一件があったから、また各地を巡ったりした。
その結果、デネブの店が開いてるところに行けて良かった。とりあえずオーブを全種類1つずつ買ってみた。重量減るのは強そう。
シェリーは三姉妹で囲んでちまちま攻撃して、HP27でも撤退しないから倒すしかないかなと思ったけど、どこでもセーブでやり直して一応ギリギリHP1にしたら撤退してびっくりした。
これをすれば今まで救えた命があったかもしれないのが口惜しい。
あと、シェリーとセリエの会話が良かった。
実の妹相手に…と悪態をつくシェリーに対し「甘えるな!お前がこうなることを望んだんだ」みたいに言うやつ。
主人公は皮肉を言われることが多いけど、こんな風に相手にストレートに言い返したりしないからセリエがこう言ってくれてなんかスッキリした。
クリザローの町に行ったらウォーレン・レポートで海賊がクァドリガ砦に居る情報を得られるんだけど何も起きない。「その他」欄の順番的にもっと後に何かあるということかもしれないけど、バグなのかな。
死者の宮殿の情報も出た。ニバスが居たりするのかなと思った。
死者の宮殿は普通のサブイベントかと思って気軽な気持ちで入った。
死者の宮殿B4にて。
ニバスはレオナールとザエボスを実験体として使ってた。レオナールたちを殺さずに行ければここも変わりそうだけど、別ルートでできたりするんだろうかとか考えてた。
ニバスは倫理観が終わってて良いキャラだと思う。
憎しみの再生産をしたくないからロンウェーやバルバドスも倒したくならないんだけど、ニバスだけは倒しても良いなと思う。
彼が極めて独善的だから、彼が居なくなっても誰も悲しまないだろうしみたいな気持ちがある。こういう思考は良くないとは思うけど。
敵の種類もここに来て増えてきた。オウガバトルを予感させる。
オウガバトルまでどれだけ準備できるかみたいなストーリーでもあるのかもしれない。
B10を超えたあたりで死者の宮殿ってやり込み要素っぽいなと察した。
それなら先にそう言ってくれれば良かったのにとは思わなくもない。
このゲームはシナリオがめちゃくちゃ重厚で面白いけど、メインの戦闘部分は今の感覚だと遊びづらく感じるしステージクリアの方法も敵を倒すばかりだから少し飽きやすいかと思う。
とりあえず1周目は目についたもの全部やりたいから、とりあえず死者の宮殿をB40まで進めた。
文字数的にB99が最後なのかと思うけど、それにしては全然必殺技増えてない。
B255とかあったら嫌だなと思いながら進めてた。
敵もこちらのレベルに合わせてくるから手を抜いてサクサクというわけにもいかないし、そうするとワンパターンな戦闘になるしで死者の宮殿はかなり飽きやすい。
初見で攻略も見てないプレイだと終わりが見えないのが精神的に辛い。
目的はあるしアイテムやカードといった副産物が美味しいのも分かるんだけど、それにしても同じことの繰り返しが多くて大変。
必殺技自体はかなり強くてネーミングセンスも好き。
「魔破」と書いて「マッハ」と読むとはと一本取られた感覚があった。
死者の宮殿はレベルが上がらないのも辛い。そういうダンジョンだと思ってなかったから準備も疎かだし。レベルを均してから行くべきなんだろうなと思う。
回復役がレベル38で、他のキャラはレベル35~36くらいだったから敵が強くて時間かかった。
初見だからどこかでラドラム専用イベントがあったら困るなと思ってレベル足りてないけどラドラムをレベル28のままほぼ毎回出撃させてた。
攻略見れば印象も変わるのかもしれないけど、正直なところ死者の宮殿はもっとコンパクトなダンジョンが良かったかな。ちょっと急に階層多くしすぎだと思う。30階くらいで終わらせてもう一つ99階とか255階とかのダンジョンがあればっていうのは超個人的な意見。
「ここではレベルが上がらない。やり込み用のダンジョンである」的な注意書きが欲しいと思った。甘えすぎかな。
死者の宮殿は一日中やっても40階くらいしか進まない。途中で休憩挟まないと飽きてきちゃうってのもある。
このゲームのシナリオに衝撃を受けてるから、全エンディング回収したいんだけど…死者の宮殿は、やってもあと1回攻略見ながらやるかな。
できれば1周目だけで終わらせたい…。
死者の宮殿制覇がエンディング分岐にかかわるみたいなアホなことがあると困るけど、まあそんなキツいのがあったら諦める。
急に状態異常が効かない強い敵(ガーディアンのこと)が出て驚いた。B53でゲームオーバーくらう所だった。SFCでやってたら心折れて積んでたかも。
どこでもセーブのおかげで、主人公に祝福の聖石を持たせることで敵の風のオーブを乗り越えることができた。
死者の宮殿は終わりが見えないのがとにかくとにかく苦しい。
一定の周期で必殺技覚えられれば終わりも想像つくのに、80階まで来て4つしか必殺技取れてないってのが怖すぎる。25階きざみでボスが居るのかと思ったけどそういうわけでもないし、どのタイミングで必殺技が来るのか周期が読めない。
死者の宮殿の最下層まで踏破した!!
はーーーーー疲れた。
達成感はそこまで付いてこない。必殺技も6個しか手に入らなかったし。
もう一度死者の宮殿をイチからやる元気ないので、ここで死者の宮殿についてだけ一瞬攻略を見た。
嫌な予感はしていたけど各フロアの構成はランダム性があって、一周では必殺技揃わないのが普通らしい。
やり込み要素って好みではないのでそんなにやりたくはならないけど、やり込みたい人には大満足のボリュームなんじゃないか。
うーんでも、最適化するとかなり単調になってしまいそうだけど。
私が自分なりに最適化できたのは77階くらいだった。
クラーケン相手で初手に主人公が殺されてしまうのの対策として、ハボリムで先制スタンスローターを決める戦法をとった。
だいぶ作業が楽になってモチベーションが多少上がったけど、作業感が強くなってきた。後半からこの戦法を使い始めたから飽きずに最後まで行けたけど、最初からこの繰り返しだと辛そう。
攻略チラッと見た時にペトロクラウドを使うやり方が紹介されていて、ああそれで良いのかと呆気にとられた。
命中率に差は無いのかな。先入観で差があると思い込んでた。消費MPそれほど変わらないし、そうなると石化が強すぎるな。
久しぶりにストーリーに戻った。
カチュアは戦闘中に説得していけば良いのかなと試してた。
カチュアが突撃してくるAIになっているのが分からずに一度カチュアを死なせてしまった。
それでもそのままストーリーが進んでいくから改めて凄いゲームだと思った。
やり直して、ランスロットを瀕死に追い込んで普通に進める。
多分、語り継がれているであろうシーンにたどり着く。
カチュアとの口論。
最初の選択肢でかなり迷った。
ここはかなり後悔が残るポイント。
1の選択肢はずっと言いたかったこと、2の選択肢はカチュアが言って欲しそうなことだった。
ゴリアテに帰ろうとするカチュアと喧嘩したときに1みたいな選択肢でうまくいかなかったことを思い出したりしていて、2の選択肢の方が良いんじゃないかとは思ったけど、無難な方に逃げてしまって1を選んだ。
結果……。ここのイベントの意味の大きさを感じる事になった。主人公の言い方も想像より良くないしカチュアの情緒が不安定すぎた。
この結末に納得いかないので流石にやり直す。
2を選ぶとまた選択肢。1も2も「どの口が」みたいな反応されたらおしまいだしどっちも怖かった。今度こそ1か、また裏をかいて2か。
主人公って特にカチュアの前であまり自己主張しないから強い言葉を使いたかった。
自分が「愛してるって言葉にして伝えた方が良い」派だというのもあって、素直に1を選んだ。
その結果カチュアが完全に仲間になる。
このイベントでの選択肢の落差は凄いと思った。天国と地獄というべきか。
凄いだけに、一発で正解に辿り着けなかった悔しさをかなり感じていた。
最初に2を選ぶこともできたはずなのに。冒険を恐れて無難に行った結果だし、カチュアの気持ちより自分の言いたいとこを優先した結果でもあった。
カチュアは情緒不安定すぎるところはあるけど、それでも私はカチュアが好き。
カチュアにそれを分かってもらうためにどういう行動をすべきかという所で間違えたのが悔しくて、その結果があまりに残酷すぎることにこのゲームの凄みを感じて。
ああいう子には譲歩するところはした方がうまくいくのかなと思ったりした。
ここはかなり印象深いシーンだった。
次に似たようなシチュエーションが別のゲームとかで来たら、一発回答したい。
こういう風に書きながら気づいたこと。
そうか、カチュアは置き去りにされたのを怒ってるわけじゃないのかと思った。今後置き去りにしないと誓ってほしかったのかな。
だから過去の「置き去り」についての弁解は無意味で、今後は絶対に置き去りにしないことを誓えるくらいの強い感情を伝えなきゃいけなかったんだ。
素直じゃない人って難しいなとつくづく思った。そんなキャラをヒロインかつ主人公の姉として出して、選択肢で結果に天と地の差を生むこのセンス。
脱帽した。
そして、正解を最初に選んでたらここまでこの事を考えなかっただろうなと思う。
そういう意味で間違えても良かったと思えた。
死者の宮殿を踏破した後に禁呪の詳しい話を聞いた。闇の禁呪持ってたけど。
シェリーはどうやって出会うのかわからなかったから放置で、怖いから使わないけど禁呪回収はした。神殿はレベル上げに良かった。
ここで過去の統一戦争についてウォーレン・レポートで読める。
ずーーっと知りたかったことが知れて嬉しかったし、新たな疑問が浮かびもした。
具体的には、終戦協定の内容が不平等だったところ。ドルガルア王は名君ではないのでは…というかねてからの疑念が深まる形となった。
あとはガンナーも仲間になった。
超自然科学への信奉を捨てねばならないからガンナーになってしまうと他のジョブに戻せないってのはすごい設定だと思った。
あとは我執のガンプ。彼との因縁に決着をつければ銃が手に入るのかと思ったけど何もなかった。
今までガンプの連れてるモンスターを全狩りしてきたのがいけなかったんだろうか。
(仲間になると思ってなくて超ギリギリまで削るようなことはしなかった。このステージをやり直して、モンスターを倒さずにガンプだけ倒したり、HP30近くまで削ったりはしたんだけど…。)
いよいよブランタとの決戦。
暗黒騎士団の仲間割れは、直前に伏線が張られてたけどあまり想像してなくて驚いた。
タルタロスに落ち度というか裏切られる隙というかがあるとはあまり思ってなかった。
女王としてのカチュアは、私の期待通りに国づくりを進めてくれて嬉しい。
空中庭園へ。
死者の宮殿をクリアした後だからそれほど苦じゃなかった。
若干、構造にメガテンのカテドラルを思い起こしたりしたけど。
最終盤はちょっと急だったかなという印象。
ドルガルアについてようやく言及されて、ゲートが動き出したと思えばすぐドルガルアの思念体が出てきてそれを倒したら何だかんだゲートも塞げるっていう。
オウガバトルに突入するのかと思ったらそういうわけではなかった。
なんとなくオウガバトルでタルタロスと手を組むイメージをしてたから…。
ドルガルアを倒すのに何か特殊なパターンがあれば良いなと思って、主人公とカチュアの二人だけでドルガルアを倒してみた。瀕死に追い込んでからカチュアに投石でトドメを刺させたけど、特別なことは無かった。
やり残しはあるだろうけど、ベストのエンディングは見られた気がする。プランシーの言い方からすると自分以外の王を立てるのが必要条件だと思うし。
エンディング良かった。
気になるところはまだまだあるけど、ひとまず丸く収まった感じ。
エピローグで急に「ヒッタイト人」というワードが出て、急にこのゲームの舞台が地中海世界になった感じで驚いた。そう見てもそう見なくてもどっちでも良いと思うけど。
2周目はヴァイスと共に歩んでいくルートで行きたい。正反対の選択肢を選ぶ感じで。
まだ攻略は頼らないけど、自分なりにサクサク進めていきたい。
ルートによってどれだけ展開が変わるのかを見れたら攻略解禁して、このゲームをどこまで遊ぶかを考えたい。
多分ルートによって活躍する人が変わるんだと思う。
今回あんまり出番ない人たちも別ルートで何かあるんだと思う。
2周目:Lルート
第1章は共通だけど、違う選択肢を見てみた。
第1章
2周目で全体像を把握しながらやるの楽しい。
言外の、ジェスチャーとかで伝えられる情報が結構多いからそれをある程度読み取れるようになってるのが楽しい。
今回はヴァイスと共に行くルートを目指すから、騎士団の名前はヴァイスにちなんだものにしようと思った。今回はアルファベットも使いたい。
綴りはviceで良いのかと一応調べたら、ドイツ語でヴァイスはweiß(白と言う意味)らしい。
すごい名前だと素直に思った。悪とも言えるし白とも言える、そういうキャラだし。
団名は「Vice=」にする。
juice=juiceっぽさと、さっきのヴァイスの二面性を表すネーミングとなっている。
第1章は真逆の選択肢を選んでみたけど基本的に展開自体は変わらない。
バルマムッサでの選択肢は必ず変わるだろうと初見で確信できる。ここから本格的な2周目が始まるぞと思いながら虐殺する方向の選択をした。
ヴァイスと同調してカチュアと離れるものかと思っていたけど違った。
ヴァイスのキャラが違う…!これはかなり驚いた。
顔つきも精悍な感じ。Cルートではあんなに邪悪な顔をしていたのに。
ヴァイスは必ず主人公に反対する立場を取って、カチュアは必ず主人公に付いてくるのかと理解した。
2周目はここから新展開になるから1周目と逆の選択肢っていうのがなくなることになった。
この展開を目の当たりにして、2周目の方針を改めて考えた。
こうなってからヴァイスと同調する流れがもし作れるならそうしてみたいと思った。しかし取り返しのつかないことを既にしてしまったような気もする。
3周目以降やるであろう新しいルートについてもここで想像することにした。
多分、バルマムッサの選択肢でLかCに分岐するものと思われるけど、第2章以降でNに行くパターンがあるんだろうなと考えている。メガテン的発想は多分にあるけど。
ヴァイスと思想を折り合わせてNに行って、カチュアを擁立できたら一応トゥルーエンドになるんじゃないかと想像した。
それをまあなるべく目指す、無理ならLを突き進むって感じの2周目にしてみようかなと考えた。
第2章 誰も僕を責めることはできない
思ったよりバルマムッサでの選択肢の罪が重い気がしちゃって結局Lを突き進む方向で行くしかなさそう。
いや罪の重さは承知してるけど、ゲーム的な意味で罪が重いのかなって。
ヴァイスの言い分は1周目の主人公の言い分に近いところがある分、全然間違ったことを言っていない。
主人公の言い分もCルートのレオナールと同じような感じで、やはり説得力はある。
ヴァイスの変わりっぷりが凄くて、主人公もそれに対応して凄い変わりっぷり。
この辺ではネオ・ヴァレリア解放同盟かヴァレリア解放戦線かに所属すればルート分岐するって感じなのかなと思ってた。
どちらも急進的すぎるから良い未来が待ってるのかどうか気になるけど。
2周目だし効率を考えて、トレーニングでレベル13くらいに鍛えてから主人公になるべくMVPを取らせるみたいな感じで進めた。
MVPを取らせるためには他の仲間で削らないといけないから、意外と主人公に石を投げる暇がなくて仲間の経験値が貯まらない。
結局どこかでトレーニングしてパーティ全体の底上げをしなくちゃいけない。
時間効率としては流石に2周目の方が良いんだろうけど、もっと効率よくやりたい気持ちもある。
このルートでザパンが仲間になるのは驚いた。
こういうメンバーを集めてLルートは進んでいくのだろうか。
ロンウェー公爵は追い込まれるにつれて化けの皮が剥がれる感じ。主人公の居る場所は常に劣勢に立たされるのかな。
ロンウェー公爵の、最低でもガルガスタンに経済的な打撃を与えようとする作戦は悪くないとは思うんだけどそんな長期戦を見込んでる状況でない気はした。
血迷ったロンウェー公爵に、暗黒騎士団へ援軍を要請するよう言われて選択肢が出ずに従うしかない状況を見て、翻ってバルマムッサであの選択肢を選んだのを後悔した。
このルートのレオナールもなんだかんだいいキャラしてた。
Cでの悲哀と格好良さに狂気がプラスされた感じ。
主人公の選択肢での「ああ…、それは僕の役目だ。」というセリフも好きだった。
汎用性高いしそこはかとなく怖い感じが出るし今後使っていきたい。「ああ…、」っていうのが特に良い。
このルートのヴァイスがすごーーくいい奴で、本当にこちらとしては申し訳なくなる。
ヴァイスと一緒になれると思ってあの選択肢を選んだんだって言いたかった。
あと、ヴァイスが助けに来てくれるところで一回バグった。石が飛んできた後、ヴァイスにカメラが行かないでフリーズする感じだった。
どこでもセーブのおかげで事なきを得たけど。
第3章 欺き欺かれて
章のタイトルが穏やかじゃない。
ヴァイスが元解放同盟のメンバーに諭すシーンの台詞。
「それに、解放軍の連中はもういない。解放同盟もそうだ。今は皆がVice=の一員なんだぞ。」
ダサくて好き。こういうテキストが見たかったんだ。
ウォーレン・レポートで見れる「親友」イベントがかなり良かった。
Cルートの最期のヴァイスが救われた感じがした。
またカチュアとケンカを始めるわけだけど、Cルートではカチュアの言う「置き去り」の意味するところがいまいちピンと来なかった。
Lルートではああ、ここで「置き去り」判定をくらうわけかと納得できた。
どのルートでも共通させてるから微妙に違和感が出ちゃってたのかなと解釈した。
三国鼎立の構造だけど、暗黒騎士団が牽制してるおかげでこちらとしては動きやすい。
ヴァイスの作戦は危なすぎるけどここまで上手くいくとは思わなかった。
このゲーム内で唯一、奇策を完璧に成功させたのはヴァイスかもしれない。
初登場で仲間になったジュヌーンは主人公と境遇が似ている様子。
コリタニ城で出撃させることで話が見えてきた。
バルバドスがどういう考えで粛清などを行ってたか、もう少し見えるかと思ってたけどそういうのはあまり無かった。
処刑される方が散り際としては好きかも。
それと同時期にヴァレリア解放戦線も最期を迎えた。
セリエがあまりに可哀想で…。今後はヴァレリア解放戦線を必ず救いたいと思った。
このイベントを見た後にセリエの存在が心の中で非常に大きくなった。
セリエの出自を考慮したり、反抗的な態度からしおらしい態度に変わっていく様を見ていると凄くかわいそう…。
もちろん、過激なことをやってるから因果応報だと見る向きもあるだろうけど、それにしてもあまりにも…。
「クロックタワー」のGのエンディングとか今回のセリエの最期とか、出自の絡んだ可哀想な末路っていうのが個人的に好み(印象に残るという意味)なのかもしれない。悪趣味かな。
そしてついにヴァイスが正式に仲間入りした。
ヴァイスを外そうとすると、まだ恨んでいるのかい?と言われる。
CルートのあとLルートやるのを想定されてるのかな?と思った。Lルートだけ見れば恨まれるのはこっちだし。
2周目を遊んでると時々、1周目で戦った敵と別の場所で戦えたりするのも面白い。
ハボリムは今回も助けづらかった。
Cルートでは相手がみんな忍者だから素早いし、ハボリムへの攻撃が必中だから紛れが無いという難しさがある。
今回は単純に(ハボリムにとって)敵が強いし、オズマに向かってハボリムが突撃してしまうという難しさ。攻撃が必中じゃないから紛れはある。
フィダック城のオズとの一騎打ちは何かあるのかと思って一撃で倒せるようにしたり色々したけどダメだった。
容量あれば何かイベント入れるつもりだったのかな。
第4章
そして4章開始時のプロローグが1周目と全く同じだったのは驚いた。
ルートが必ず合流するのか、選択肢によって合流してしまったのか。選択肢で変わるなら変えたいけどどうなんだろうと思って、満を持してここで攻略解禁。
攻略情報やこの作品のシリーズとしての立ち位置等を眺めてたら3時間経ってた。
それだけ色々興味深い情報が目白押しだった。
(↑参考にした攻略サイトです。カオスフレームのことなど特にありがたかったです。リメイク版のもあるので是非。)
大きなルート分岐は想像通りだったけど、思ったよりは枝分かれしていない印象だった。
選択肢の多くは、(実質)隠しパラメータの変動が主な役割みたい。
仲間加入に関してひとつだけ言いたいのはシェリーの条件が難しすぎること。
あまりにもヒントが無い。仲間にできそうというヒントはあるにせよ、具体的にどうすればってことについて何もヒントが無いのは厳しすぎる印象。
仲間の信頼度って雰囲気だけのパラメータかと思ってた。実質敵専用パラメータだよなと思ってた。
離反とかあるんだ…。
死ぬたびに信頼度が下がるとかがあったら出くわしそうだったけど、禁呪を常用しない限り基本は気にしなくて良いのかな。
ハボリムの設計は意図的らしい。
心遣いがありがたい…。
第4章は今まで通ってきたルート、あるいは現在の(顔グラ有りの)仲間の関係でところどころセリフが違うのが面白い。
こういう差分があると一個の視点じゃなくて複数の視座を持てるから好き。
物事のいろんな側面を見て総合的に判断したいところ。
モルーバは信仰を失ったのだろうか…。
Lルートは基本的に、過去の罪を償いたい(償うべき)人たちの集まりな気がする。
モルーバへの主人公の見方もその影響を感じる。
ではCルートはどうだっただろう。
自分の描く理想を追求する人たちの集まりと言えるかもしれない。
モルーバの質問への答えを変えて、カチュアの助け方を変えた。
なぜ変わるんだとは思うけど細かい。ここは3周目でもう少し確認したい。
ブランタの悪夢のシーン。
場所的に、多分ドルガルア王が呼びかけてるんだと思う。「急げ」って言うのは急いで封印を解けと言ってるのかな。
これは遺産に興味を示す暗黒騎士団へのメッセージなのかしら。
ドルガルア王の遺志がこの戦乱の一因なのかもと思った。
ブランタが暗黒騎士団と手を結んだことも、暗黒騎士団が聖剣ブリュンヒルドを奪ったことも、なにもかも…。
攻略情報を参考に、オクシオーヌと1周目に仲間に出来なかったシェリー・ガンプ・デネブを仲間にした。
デネブがウォーレンを見舞いに来るイベント、どういう接吻?そういう???ってなった。
ここでセーブを分けた。
ヴァレリア島にある3つ目の銃を取るのとバッドエンドを見るために、泣く泣くカチュアを死なせた。
泣く泣くと言いながらヴァイスにトドメを刺させたのは私の悪趣味(カチュアが瀕死になった所でヴァイスの順番が来ちゃったけどまあ良いかと思っちゃった)。
バッドエンドの前、ロードになるあたりから凄く嫌な予感がしていた。
婦女暴行を働いたのが全員解放軍っていうのは考えづらいけど、そこへの指摘は出来ない。どう指摘するかも難しいし。進言した者にとっては事実なんだろうし。
バッドエンドでも、格差は残っているようで民衆の不満は高まっていた様子。
結局そういう偏見とか遺恨はカチュアの元で一つにならなきゃ消えないんだろうなと思った。
そんなカチュアを死なせて即位したら反感買うのも当然かもしれない。
ドルガルアの民族融和の実態が本当に気になる。
カチュアはグッドエンドでうまくヴァレリアをまとめたみたいだけど、ドルガルアはなぜそれが出来なかったのだろう。
やり直して、Lでのグッドエンド。ハイムから離れる仲間のシーンを見た。
ヴァイスもっともっと影が濃くて良かったのにとは思った。「また、会えるよな?」で済ますほど乗り越えてきた障害は低くないだろうって思っちゃう。
オクシオーヌにキスされたのは嬉しいけど、オリビアのシーンの後だしLルートだと主人公の人間性も怪しいからドロドロ展開を少し想像してしまった。
ハボリムは、仲間を集めて普通にグッドエンドを見るだけじゃ出てこない。
そういうのもあって暗めの未来を想像してたから明るめで良かった。今後どうなるかは分からないけど。
ザパンがまずこのシーンに採用されるほどのキャラだとは初見で思えないし、今でも何故なんだという気持ちは残る。これはガンプも同様。
センス良いとは思う。
でも最終的にザパンが一番激しいスキンシップをとってきた気がする。
濃厚だった。道中にもっとイベント仕込まれてたらよりグッと来たかも。
プレザンスはどのルートでも共通して見れるのもあって、一番しっくりくるかも。
同じく共通の第一章が上手くフリになってる感じもして好き。
3周目:Nルート
攻略見つつサクサク進めてやり込みもした。
ギルバルドエンドなるものを見るために、第4章にいくまでは敵のリーダーだけを狙う感じでやってみた。
第1章
じつは、3周目を始める前にようやくデモムービーの前日譚の存在に気づいた。
1周目を始める前に一回デモムービーを見たけど、その時はユニット紹介のムービーで結構時間がかかった。
特にVCでやってるのもあって何度もOPを見るわけじゃないからこんなに後回しになってしまった。
前日譚には知りたかった情報が結構あった。ゲームを始めてすぐにこの前日譚がウォーレン・レポートで読めたらなとちょっと思った。
このゲームをはじめて遊ぶ人には早めにデモムービーを見るように勧めたい。
固有名詞が多いからゲームを始める前に見るのは少し大変かもだけど。
今回の騎士団名は「セリエを守護り隊」。
文字数制限ピッタリにしたい欲とダサさの両立。
セリエを絶対に救うという意思表示でもある。
3周目は攻略情報を基に「クレリック法」を使ってサクサク進める。
5,6時間放置でレベル50になったかな。
色々見てない選択肢を見つつ進めた。
第2章
システィーナを仲間にするかどうかの選択肢で、しない方のを見てみた。
すげえ雰囲気悪くなってちょっと面白かった。
もちろんやり直して仲間にした。
Nルートに行くところで初めて離反の演出を見れた。
急だし怖い感じでびっくりした。
Nルートに入ると、ヴァイス視点では自分の居場所がまた主人公に奪われてしまったという風に見えるんだろうな。
憎悪を爆発させてしまって後に引けなくなってしまっているのかも。
Nルートに行くと決まった途端ヴァイスのことばかりでカチュアが空気になってしまった。
一応監禁されてるのに…とは思った。ここだけ切り取れば完全に置き去りにしてる。
第3章 すくいきれないもの
Nルートを一番最初に作ったのかなと思うくらい、伏線的なものがここで回収されてる感じがする。
他のルートでぼんやりしてた部分がNルートを見ることでハッキリしたりする。
Nルートはもしかして一番最後にやるのを想定してるのかな。
暗黒騎士団はゼノビアを介入させる口実を作らないために戦いを避けているということだった。
ゼノビアに目的を知られてもいけないという感じだったし、聖剣の使い道を悟られたくなかったということかな。
レオナールが3章でも使える(戦闘に参加する)のは初では。少しうれしい。
ヴァレリア解放戦線のアジトであるボード砦に行くと、主人公の父・プランシー神父にまだ元気がある。ここが変わるのは驚いた。
暗黒騎士団に捕まったセリエは「さあ、殺しなさいッ!」と威勢がいい。
Lルートの惨劇を思うと悲しくなる。セリエが一番嫌がるやり方を知っているから。
セリエはプランシーに「もし、お父様に会うことがあったら娘は立派に死んだと伝えてください。」と言う。
立派に死ねると思ってるのが可哀想。
セリエの処遇を考えるオズは、まずは自殺できないようにチャームでもかけるかと言う。
薄い本展開!!!と思ったけど、チャームがかかった所で主人公たちが介入した。ですよねーって感じ。
ボード砦はセリエを救出するステージだった。
敵との距離が離れてるしセリエは打たれ弱いしで助けるのが結構大変だった。
セリエを仲間にしようとするも、公爵の下では戦えないと断られて別れる。
Lルートでは可哀想な目にあってたから、これでも良かったと思える。
アルモリカ城に帰ると解放軍の兵士たちに、態勢が整ってないのに暗黒騎士と戦ってしかもコマンド級を殺したことを咎められた。
セリエを助けることで頭がいっぱいだったけど、ごもっともとしか思えなかった。
聖騎士を馬鹿にされると主人公がめちゃくちゃ怒る。
そんなに尊敬してたんだ、とちょっと思った。
そして、カチュアと別れるシーン。
Nルートではここで父が生きているという情報を共有できる。
それでも大筋は変わらず。
今回は、あなたはいつか私を置き去りにする!ヴァイスを見捨てたように私を忘れるのよ!みたいに言われる。
2章最後にもう忘れられてたよ…と思っちゃった。
Nルートではハボリムの助ける場所を選べる。
クァドリガ砦ではさっき会ったレオナールたちがいきなり捕まってるし、港町ゴリアテでは油断してないと言い張る公爵を後目にガルガスタン軍に裏取りされてる。
ツッコミどころのあるステージをクリアすると、ハボリムが自力で脱出してくるという感じ。
Nルートでは救出されるのはセリエの役目らしい。
Nルートではオリアスとデボルドが出てきて仲間になる。
オリアスの身元を知ったときは、ニバスにこんなに若い実の娘が居るとは…というのが率直な感想だった。
「ロマサガ1」の魔の島にいるおっさんみたいな感じで普通の人間より長生きしてるもんだと思ってた。
デボルドも、1周目の死者の宮殿でその存在については知ってたけど仲間にできるんだという驚きがあった。
イベント自体は1周目に死者の宮殿で見たのを少し変えた感じだった。
ロンウェー公爵やレオナールに言われるがまま迂回しつつライムへ攻めた。
ヴァイスとの口喧嘩を思い返していた。利用されてるだけではないだろうか…と。
迂回して寄ったコリタニ城ではヴァイスとの絡みがあった。
ヴァイスはやっぱり引っ込みつかないのかな。Cでは小物、Lでは聖人・策士だったけどNではどう言うべきなんだろう。アナーキーって感じ?
同じ第4章に繋がるとなると、ヴァイスの忠告がどういう意味か分かってしまうのが悲しかった。ヴァイス自身の末路も想像つくし。
「レオナールのアジ演説」がどこまで本心だったのかという主人公の問いは何だったんだろう。
その問い自体の意味はわかるけど主人公が何故そこに引っ掛かるのか、どう思っているのかがよく分からなかった。
Nルートはどっちつかずな感じで、公爵の命令に従いながら現場で自己判断していく。
第2章の最後の選択肢からずっとそんな感じの場当たり的な判断をしていて、それが味方から反感を買う要因になっていた。
それを反省して、理念をもって行動しようと思ったのかな?
この章の題名「すくいきれないもの」とか4章への繋がりとかを考慮すると、皆を救うために必要なことをレオナールから学んだのかもしれない。
Nルートでは選択肢が少なかった気がした。「選択肢こい!」と思ったけどこないみたいな事がよくあった気がした。
メモを見返すと、仲間にするかどうかというゲーム的に必要な選択肢以外ほぼ無い。一応クァドリガ砦でハボリムから質問された時に選択肢が出るけど。
選択肢が浮かばない自分を反省したのかも。
妄想の域を出ない思考で申し訳ないけど。
それに、Lルートの2,3章でもそれほど選択肢が多いわけではないからNルートの選択肢の幅の狭さに意味が込められてるのかも分からない。
結果何も言えてない気がして申し訳ないけど。
レオナールが長生きするからなんだかんだNルートが好きかも。
3章最後の最後で、今まで主人公がやってた役をレオナールが担当した時点で死亡確定演出になってたのが悲しかった。
第4章
システィーナがいてセリエがいないこのルートでは、第4章はCルートと似たような感じで進む。
Nルートだと最後まで所属がウォルスタ解放軍っぽい。あまり気にしてなかったけどNルート特有な気がする。せっかくダサい騎士団名を付けたのに…。
攻略情報を頼りに、セーブを分けてまず一直線でギルバルドエンドを見た。
第1章からそれを狙いながら進めれば、まあ余計な狩りとかしなくても行ける感じだった。
ストーリー進行上でガルガスタン人,バクラム人ユニットのレベルを多少上げとけば問題なく見れそう。
カチュアが死んだ場合、その罪をローディスに着せてしまうからどうにもならないという感じなのかもしれない。
ゼノビアも痛手を被ってるだろうから助けようがないのかな。
改めて、やり込み含めてNルートからの第4章を遊んだ。
1周目から気になってたクァドリガ砦の海賊のイベントをようやくやれた。
短期間で主人公がセリエに認められる存在になっていたのは驚いたけど、無事仲間にできて良かった。
セリエに認められたのは、第3章最後の問いに答えを出したからなのかなと今は想像している。
3周通して、カチュアとのあのシーンの選択肢を網羅した。
必要としてくれる人の側にいたいという気持ちは通底していた。
この辺で、ウォーレン・レポートでロデリック王の項目が見れることに気づいた。
1周目では出なかった気がするけど気のせいかな。禁呪イベントより先に死者の宮殿でロデリック王に会っちゃったからなのか、Nルートだからなのか…客観的に見て記憶違いの可能性が高いけど。
いよいよ、死者の宮殿の攻略に着手した。
死者の宮殿B4ではニバスが出るけどわりと普通の戦闘になる。
このルートではレオナール(とザエボス)が長く生き残るから、ここに登場しないのかも。
もちろん、同じようなくだりをダムサ砦でやってるってのもあるけど。
死者の宮殿B6でロデリック王が初登場するけど、死者の宮殿B7でいきなりロデリック王が出てきたし、またお前と会えるとはと言ってきた。連続なのに。
ランダムだからこういうこともある。
今回の最下層では何か特殊な会話があるかなと思ったけど特になかった。
結構なやり込み要素で、辿り着くユーザーは限られるだろうから特に用意しなかったのかな。
ファイアクレストを目指して2回目の死者の宮殿へ。
装備や魔法はだいたい揃った。必殺技は全部そろった。
死者の宮殿は2回でファイアクレスト取れた。これは幸運だったのかな。
運が悪いと3回かかることもあり得そう。
発売当時、ファイアクレストを取ったと証明できる写真を送ると抽選でプレゼントが貰えたらしい。
私も記念に、珍しく写真を撮ってみた。
主人公の名前は3周目なのでテキストの雰囲気を壊してみたくて…。晒す予定じゃなかったから恥ずかしい。
ガラスのカボチャはあと2個取れるから、追加で死者の宮殿3回目。
でも3回目では一個も出なくてB25で退却。4回目のB15でガラスのカボチャも揃った。
ついに強いデネブを仲間にできた。
あと、セリエとシスティーナがいる状態でのバッドエンドも見た。
『バーナムの虎』とは…バーナム山脈に道があるのを知っているのはほぼ解放軍だけだし、解放軍内部のロンウェー公爵(=ウォルスタの虎)派によって構成されてるのかな?
四姉妹はグッドエンドでもっと出て欲しかったな…とは思った。
そしてNルートのグッドエンドでオリアスとデボルドの別れのシーンを見た。
デボルドを除名させようとすると流暢に喋るのは何だったんだろう。そんなことを思った。
あと気になったので、ラストバトルを主人公一人でやってみた。
すると、戦闘後にウォーレンがテレポートの詠唱途中に息切れしながらやってきた。細かい差分があるなぁ。
最後に、空中庭園突入前のセーブデータでスナップドラゴンや禁呪の試し打ちをした。
デッドスクリームが怖かった。スターティアラが素晴らしいことが分かった。
スナップドラゴンは、死者の宮殿攻略中に説得したレベル50のバーサーカーをニンジャにして使った。
軽くて強い武器が仕上がって満足。戦死者が増えるのを気にしなければ優秀な魔法だった。
やりたい事は全てやれたかな。
楽しかった。
プレイ全体を通しての感想
SRPG部分だけを切り取れば、今見るとってのも大きいけど発展途上な感はある。
最初に言ったように戦闘アニメーションが飛ばせないといった、痒いところに手が届かない的なのがあるし全体的に大味なところがある。
でもSFCであの立体感ってすごいと思った。技術的なことは知らないけど、矢が飛んでいく時の感じとか力入ってるなと思う。
最初に「FFT」みたいだと思ったっていうのはPS1でも違和感ないグラフィックだからなのかも。
戦闘以外のストーリーのシーンでも、キャラクターのジェスチャーとかが細かい。
テキストが魅力のゲームだと思うけど、言外にも様々な情報がある。
このようにグラフィックにも力が入ってるのが伝わるから、容量不足が惜しいなとは思ってしまう。
壮大なスケールの世界観とか設定をゲームのストーリーに落とし込みきれなかったように思う。まだまだやりたいことが残っていそうだった。
当時のことは知らないけど、制作陣は容量不足になると分かっていてもこの壮大なスケールの物語を作りたかったのかなと想像する。
非常にchallengingな試みだったんだろうな。今こういうのを作るのとはわけが違いそう。何も知らないでテキトー言ってるけど。
この辺の時代のスクウェアのゲームにありがちな(このゲーム自体はスクウェアのじゃないけど)、装備の重量がそのまま罪の重さみたいになる感じ。
ゲームを進めるにつれて出てくる装備の重量が重くなっていくのに、重量の罪深さのためにそれに見合うほどの効果が得られないのが微妙な点。
店売りの装備が実質3段階くらいしかないし、一番上は重すぎる。
この辺のバランスが取れたり、もっとバリエーションあったら嬉しかった。
ここからはストーリー上で気になった点についてつらつらと書いていく。
まずは暗黒騎士ランスロットやサルディアン教皇の思惑について。
なぜ聖剣があればそれで封印の件は済むのにカチュアやマナフロアを捜していたのか、なぜ聖剣を取られても問題ない風だったのかというのが気になった。
カチュアやマナフロアから王の墓の手がかりが得られると思ってたのか、あるいは聖剣を使わずに済む方法が最善だと思ってたのかな(ゼノビアになるべく波風を立てないようにしたいとか)。
聖剣を取られても慌ててないのは何故か、一個だけ思うのは暗黒騎士団内の「ガン細胞」を取り除くという狙いがあったのかもということ。
もちろんそれを目的に動いてたわけじゃないだろうけど、それを一つの収穫としたのではと思った。
思ったけど、うーん。的を射てない気がする。
主人公の勢力が強くて、コマンド級があれだけいなくなって王女も奪われたとなると教皇の命令通り撤退するしかないと冷静に判断してるのかな。暗黒騎士ランスロットはグッドエンドのような結末をあの時点で見通してたのだろうか。
見通せていた場合はゼノビアに聖剣が戻ることになるけど、それでゼノビアは満足すると思ったのか。ゼノビア側がどう考えてるかもよくわからないからこれ以上は私には想像できない。
関連して、マナフロアについて。
マナフロアについて暗黒騎士以外で言及するのはプランシーと、セリエだったはず。
セリエはLルートだと主人公と会えないからC,Nルートで話を聞ける。
セリエはCルートでマナフロアについて、暗黒騎士団の目的は彼女だと言う。
そして、彼女は既に死んでいるのではと推察していた。理由は言いたくなさそうだったから分からない。
それに対してNルートでは、暗黒騎士団の目的はプランシーだと言う。
詳しい理由は分からないが暗黒騎士団はマナフロアを「探して」いる、それが人なのかモノなのかも分からない。
その手がかりを知っているのはプランシーだけだと。
容量の問題で結局ゲームに反映されなかった所なのかもしれないけど、この情報量の差はなんなんだろうと気になった。
Nルートで意識がハッキリしているプランシーはマナフロアのことをセリエに話さなかったということなのかな。Cルートは意識混濁?だから喋っちゃったとかなのかな。
実際どうかは確定してないけど、プランシーの中ではマナフロアは亡くなっているものと思う。流石に息子である主人公に嘘はつかないと思うので。
聖騎士ランスロットに面会するあの教会で主人公がとある女性を見つけて立ち止まる謎のシーンは回収されなかった伏線かと思うけど、マナフロアが生きているとしたら一番疑わしいのはその女性。回収されてないから分からないけど…。
プランシーがマナフロアの生死を暗黒騎士団に伝えないのは、暗黒騎士団が死んでいることを認めなかったのか、プランシーがカチュアを捜す手勢を減らすために明言しなかったのか…。
生きていたとすれば本気で一人で墓場まで持っていくことにしていたのか…。
ハッキリとはしないからこの辺にしておく。
回収されなかった伏線と言えばクレアのことも凄く気になる。
何かありそうなんだけど…。1周目の時点では別ルートで活躍するものだと思ってた。
あの海の見える部屋も印象的だった。
オルゴールの音色が忘れられない。
あとは、たびたび現れる赤い光の点滅についても前に多少言ったけど詳しく述べる。
端的に言えば、ドルガルア王の意思が働いてるものかと思う。
ブランタの見る悪夢で初めて赤い光が出たと思う。それより前にあったか覚えてないけど。
ブランタが立っている場所は空中庭園地下の旧時代の遺跡のはず。そこから聞こえる声と言えばドルガルア王のものだと考えられる。声に対するブランタの反応もそれっぽい。
その赤い光はバルバスが裏切りを決意したと思われるシーンだったり、ハイム城の王座前とかで点滅していたと思う。
そうなると、今までずっとドルガルア王の意思が働いていて、カオスゲートが開くように仕向けられてきたのかなと考えた。
ここで、気になることがある。
第1章でロンウェー公爵を助けた時に言われるセリフ。
「そなたらは、神が我々ウォルスタに遣わされた希望の使者に違いない。」
ゲームを始めて最初に女神に質問されたから、ロンウェー公爵の言うことは間違ってないんだろうな、使者っていうのはプレイヤーの私自身の意味でもあるんだろうなと思った。
妄想になるけど、このゲームのストーリーはドルガルア王の意思に対抗してフィラーハ神がプレイヤーの私を遣わした物語ということなのかもと思った。
フィラーハ教の教義とか知らないしテキトーだけど。
ストーリーで気になった所はこの辺で。
あとはユニットについてざっくり書いてみる。
出撃枠が10しかないし1つは主人公で埋まるから、少ない枠を割くのに見合う働きが出来るユニットが望ましい。
Lサイズユニットは、初見では択を多く持ちたいから育ててた。
でもほとんどが枠を割くほどじゃないし、Lサイズユニットに関しては敵で出てきたユニットを説得するのが良いかなって感じだった。
フェアリーは最初はネタ寄りのユニットかと思っててトレーニングで一応鍛えとくかって感じだったけど、1周目の死者の宮殿で使ったらかなり便利で驚いた。
防御面は脆いけど、スペシャルがめちゃくちゃ有用。
味方一体を即行動可能にする技がMP消費なしで打てるのが特に強い。
フェアリー育ててなかったら1周目での死者の宮殿は相当苦戦したと思う。
1周目は途中までスターティアラでアンデッドを消せるのを知らなかったから、マジックミサイルにもかなりお世話になった。
スタンスローターはウォーレン・レポートでおすすめされてたと思うけど、序盤からめっちゃ役立った。
大半のステージで地の利は敵にあって、上から矢が放たれたりして不利になりやすいから実質戦闘不能に出来る麻痺や眠りや石化がかなり欲しくなる。
ちょっと強すぎるとも思うけど、ウィッチは序盤に欠かせない存在だった。
ソードマスターは二刀流が強いのかと思ってたけど、こっちで強みを発揮するユニットだった。
縛りプレイするならまず禁止するユニットがソードマスター、とりわけハボリムかと思う。ウィッチじゃそこそこ外れる状態異常がバンバン当たるから…。
物理職と魔法職を比較すると、レベルが上がるにつれて魔法の方がダメージ通りやすい。
特に召喚魔法は強力すぎる。状態異常と合わせて1つのユニットを狙えばひとたまりもない。
打たれ弱さはあるけど、魔法使いは総じて優秀かと思う。
シャーマンはイベントを進行させるなら強制だし魔法の枠が2つしか無いから微妙だけど。
クレリックとプリーストは微妙に役割が異なるのが厄介に感じた。
自分が回復を重要視するタイプだから、主人公以外の9枠のうち2つをクレリックたちに当てはめることになった。
ヒーリングプラスもヒーリングオールも欲しい場面あるし、もちろんリザレクションは保険として欲しい。
Lルートではアロセールを倒すとリザレクションが手に入るらしいけど、2周目で私はアロセールは瀕死でとどめようと思っちゃったから取れなかった。
アロセールがウォーレン・レポート上から消えたときは驚いた。意味なかったのかと。
そのアロセールはアーチャーとして非常に優秀らしい。
私はアーチャーより回復役が複数欲しかったからアロセールをずっとクレリックとして使ってた。
既プレイの人からしたら勿体なかったんだろうなと今は思う。
物理職は基本的にAGI(素早さ)とかDEX(器用さ)が欲しい印象。大雑把にまとめちゃうけど。
ストーリーが進むにつれて敵のナイトの攻撃が当たらなくなってきたから、初見でもそういうイメージを持った。
ガンナーはデメリットがキツくて堪能しきれなかったな。ガンナー向きのユニットなら他にやれることありそうだし。
専用クラスの中で特に思うのはカノープスが強いなってこと。
初見では聖騎士団に全幅の信頼を置いてたわけじゃなくていつか抜けるのかなと思ってたから、そこまで育ててなかった。
レベルが多少足りてなくても死者の宮殿で役立ってくれたし序盤からずっと一緒にいてくれるから、3周全体を通せばかなりお世話になったユニット。
デネブについては彼女自身が優秀だから、重めの作業をこなして装備を強くする意味は薄めかなと感じた。
ユニットは全部使ったわけじゃないし、とりあえず言いたいのはこれくらいかな。
AGI以外は敵を倒した時のカードで盛れるから、やろうと思えばどのユニットもある程度使いたいように使えるかと思う。
==========
〈おわりに〉
ゲームをクリアしてから記事を仕上げるのに一番時間かかったかも。
このゲームに対して思った事、書きたい事をできるだけ文章の形に落としこみたかった。
自分の思いを何割表せたかは分からないけど。
とにかく衝撃的だった。
強烈な二択を強いるところとか、壮大なスケールとか、複雑な情勢とか、キャラの思想とか、敵を倒すばかりと見せかけて生かす事も可能であるところとか。
ガルガスタン人が多いのはコリタニが島内で一番肥沃だからだと思う。その代わり内陸だからヴァレリアで盛んな海洋貿易の面に弱みがあるのかな。
その辺もよく練られてるんだろうなと思うし、細かい情報をゲーム内で読めるようにしてくれてるのが嬉しい。
このゲームを多感な時期に(特にリアルタイムで)やってれば人生そのものに影響したんだろうな…と思う。
その時期を過ぎたから何とも言えないところはあるけど、過去には戻れないので今やれたのが最速だったんだと思うしかない。
まだやったことがなくて興味ある方がいればぜひ、やってみてほしいです。
リメイクはシステムとか色々違うみたいですけど、リメイクをやるのが現状ではオススメかもしれません。なにせリメイクやってないので断定はできませんが。
私もいずれリメイクに手を出すと思います。
他にもやりたいゲームがいっぱいあるのでいつになるか分かりませんが、それまでこのブログを続けてその感想を述べられたらと今は思っています。
では。