ホラーゲームは年に一回やろうと急に決めて、今年はこのゲームを選びました。
選んだというか、VCで買ってあるホラーゲームはあと2作しかないし来年はこれやるしみたいな感じで自動的に決まったんですが。
年内に現行の主要なプラットフォームで移植されるらしいです。
この記事を書く時に知りましたが、私としては発売されて盛り上がる前に触れられて良かったなと思っています。
興味のある方はぜひ発売されたらやってみてほしいです。
〈購入・ゲーム開始の経緯〉
クロックタワーという名前はかねてから聞いたことがあって、怖いゲームで人気も高く、実況動画映えするゲームという印象はあった。
でも動画で見ちゃうよりはまず自分でやってみたいなと思って、これもネタバレを踏まないように生きてきた。
続編が出てるのも知ってるしそれもいずれやりたいから初代を買っておいた。
「晦」の記事を作ったときにホラーゲームをまたやりたいと思い始めた。
なつのおもいで② 晦(つきこもり) - amiのゲーム感想置き場
こちらが「晦」の記事です。これを読むと来年やろうとしてるホラーゲームも察しが付くと思われます。
できれば8月にホラーゲームをしたかったんだけど、マザーやアクションゲームを優先しててここまでズレ込んでしまったという形。
ゲームを始めてすぐ、このゲームで起こることは9月の出来事だと知ってむしろタイミングドンピシャで嬉しくなった。(ドンピシャって死語なんでしょうか)
素晴らしい巡り合わせだなと思った。
〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉
1995年発売のスーパーファミコンのアクションアドベンチャーゲーム。
グラニット孤児院で育てられたジェニファー(主人公)とその友人たちに、新たに養女として引き取りたいという申し出があった。
メアリーという先生に引率してもらって新しい引き取り先の屋敷に招かれるのだが、そこで異変が…
といった感じのあらすじ。
ジェニファーをそのまま動かすのではなく、カーソル等を使ってジェニファーに指示をしていくというゲーム。
ジェニファーを上手に導いて、屋敷を脱出するのが主な目的。
操作性やカメラワーク、テンポは悪いけれどそれが恐怖を増幅させてくるというこの時代ならではの工夫されたつくりが素晴らしい。
プレイヤーを怖がらせたり驚かせたりする演出も巧みだと思う。
探索をすることでアイテムや情報を入手していって、この屋敷や事件の謎に迫っていくのが楽しい。
基本的に敵を倒すゲームではなく敵から逃げ延びるゲーム。逃げる心の準備をしながらそれでも前に進んでいくというのが恐怖感を味わえて良い所だと思う。
以下、ネタバレ有り。
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〈ネタバレ有り感想等〉
…の前に、
〈前置き〉をば。
自分のプレイスタイルについて。
こういうゲームを脳内で覚えるだけでやってると自力でクリアするのが厳しいというのは(自分の能力の足りなさと)経験上わかっているので、色々メモを取りながら進めてた。
下のような感じでPCのメモ帳に書いてました。ネタバレ多め。
自分なりの命名でやってるから、他の人と共有できないかもしれないので貼ってみました。
このゲームを知っててもこの記事を読んでて「何のことだ?」ってなった人はこのメモを見ればわかっていただける…かもしれません。
地図のメモで言う紫の長い大広間(右の方)ってべつに階段があるだけで大広間じゃないんだけど、最初にそう書いちゃったからそれで通した。
なんか変なことを書いてても自分では気づけなさそうなので自分のメモを前置きとしてご覧いただきました。
こういうゲームはやっぱりプレイヤーごとに進め方が変わるので、今回も日記調の感想になってしまいます。
〈ネタバレ有り感想等〉
マルチエンディングなのでゲームを堪能するには何周かすることになる。
ということで私はだいたい7周しました。
たとえば一番簡単に見れるエンディングは回避も可能なのでそこで周回は終わらず、完全にエンディングが固定化されるまでを1周としました。
その各周回ごとの感想を述べようかと思います。
1周目
ジェニファーがめっちゃゆっくり歩くなというのとメアリー先生の顔グラだけ質感違うのに笑っちゃったのが最初の印象。
カメラワークについて、ジェニファーが画面端についたらスクロールするみたいな感じだから急に何かが飛び出してくるかもしれない恐怖感がある。
凄く緊張感あって面白い。でも自分の楽しみ方が下手かも。
エンディングを何個か自力で見てから攻略サイトを頼ろうかなとか思ってて、そのために何かあるたびに逐一メモを取ってるからテンポがより悪くなった。
ホラーゲームってもっと焦燥に駆られながらやるものな気がする。(ホラーゲームを自分ではあまりやらず、ホラーゲーム体験はだいたい動画だった人間の感覚)
自分はかなりビックリするタイプだし、だからこそビックリしたくないなと思うタイプ。
そういうタイプだからなるべくビックリしないように身構えながら進めちゃってるのも良くない。
初見の部屋で、ビックリが有りそうな場合はすぐ出ていってビックリが無さそうな部屋から調べたりしてる。
自分で言うのもなんだけどそういうセンサーの感度は良い方だから、準備した結果あまり驚かないという結果になってるのも良くない。
ホラーゲームをやるなら、自分には怖がりたいみたいな姿勢が要るかも。
死地に飛び込む気持ちというか。
刀を前に突き出しながら障害物などを未然に発見するような姿勢をやめて、とにかく走っていく姿勢というかが必要かも。(刀を前に突き出しながら歩くのは暗闇で有効だって忍たまで知った)
お化け的な怖さだけじゃなくて、虫の怖さもあるのが、警戒するポイント増えて良い感じ。
虫への耐性はゼロでは無いけど、ゾワゾワはするって感じ。
お化けみたいなのだけじゃなく、どっちも警戒しながらビクビクできるのは良いところだと思う。
あとBGMや効果音がめちゃくちゃ効く。怖い。怖くてポーズしちゃうの良くないけど。
電話音が特に毎回身構えてても驚いちゃう。
屋敷は思ったよりは広くなかった。全部探索し終えると地下に行けるとなって、また探索できるとわくわく感が増した。
アイテムも一気に使って、物語が展開しているのを感じられるのも良かった。
1周目で初めて生きた友達に会えたのは嬉しかったけどすぐ絶命してしまって悲しかった。
結局地下でどうやってもD,Eのエンドしか見れなくて、2周目に行く時なんだなと理解した。
この辺のエンディングではメアリー先生の顔グラの印象が強かった。
「デジモンワールド」のアナログマンみたいだなと思った。もっと似つかわしい例えがありそうだけどアナログマンしか出てこなかった。
書いてなかったけど、最初に見たエンディングはHのエンディングだった。
あーできそう、と思ったことが本当にできちゃって少し驚いた。
Hのエンディングは結構ベタで良かった。「ですよねー」みたいな感じ。
エンディングリスト見ると、Aのエンディングには自力で行きたいなと思った。
1周目はDまでしか行けなかったけど問題点がある程度は分かった気もするし。
あと、結果的に屋敷内はひと通り1周目で探索し終えてた。
印象に残る部屋については先にここで記しておく。
音楽室は…滅茶苦茶怖かった。シザーマンのパターン豊富だし演出が怖すぎた。
収集部屋やマネキン部屋は自分のビックリセンサーが一瞬で反応してすぐ部屋を出て、探索を後回しにした。
マネキン部屋は案の定で、仕掛けはあるしシザーマンは出るしで本当に怖かった。
収集部屋は結果的に(SFC版ではということだけど)ただ怖がらせられただけの部屋だった。アレ(時事ネタでない)以外何も起こらないのが不気味すぎて、後の周回を合わせても3回くらいしか足を踏み入れなかった。
低確率で何かあるのかもしれないけど、それを確認しようと何度も足を踏み入れるなんて怖くてできない。
屠殺場にもセンサーは反応したけど、性質的にはこの部屋は明るい部屋だった。
屠殺場が明るく感じることあるんだ…という気持ち。
屠殺場は探索を後回しにしたけど、ここは来た方が良さそうというのが分かるようになってて有難かった。
2周目
2周目でかなりゲームの構造を理解できて、その構造がすごく面白いものだった。
進め方を変えると状況が変化するのを理解してめちゃくちゃ興奮した。
どこにアイテムがあるかも変わるし、どこにどの部屋があるかというのも変わる、すなわち屋敷さえ変化するということ。
面白い…と思うと同時に、メモしてなかったらヤバかったなとも思った。
これを脳内でやれる人は素直に尊敬してしまう。
細かくメモを取っていかないと簡単に忘れちゃう。
1周目で何がいけなかったか考えた時に、まず時間がかかり過ぎてるという疑いがあったので、2周目はわりと直線的に進むとどうなるかというのを試した。
その結果道中でアンが溺れるのを見つけたり色々ゲームが変化することは分かったけど、エンディングとしては変わらなかった。
なるほど時間ではなく手順を工夫しないといけないのかと理解して3周目へ。
3周目
異様な雰囲気のバスルームを無視して進んだら別の演出で襲われるっていうのは驚いた。
アンを溺れてるところから助けるならこの道順かなと思って行ってるところに仕掛けられてるから「ニクいね」と思った。
色々試すうちに、アンをあそこで助けるのは無理そうだと理解して、アンの悲鳴を聞かないように進めるのが良いのかと思ってやってると、見事に新ルートに入れた。
(あとで攻略見ると結果的にこう進めて良かったけど、新ルートとアンの悲鳴を聞かないのは因果関係なかった。新ルート=「金色の鍵の部屋でメアリー先生に会う」)
これを自力でやるか攻略に頼るかって全然違う。
自力でこういう発見ができたのは凄く良かった。
余談。
昔はゲームしながらメモとかしなかったから絶対こういうゲームは自力でクリアできなかった。
できないならメモを取るというのを覚えて、やれるゲームの幅が広がったと思うけど、ホラーは結局あまりやってないという。
こういう質感のホラーゲームに初めて触れたと思う。ホラーのノベルゲーは多少やってるけど、バイオみたいな撃つやつとかは若干遊んだことがある程度。
これは怪異から逃げ惑うゲームで、基本文章を読んでいくゲームであったり対抗手段を持っているゲームとは違う質感。
どこにも安全は保証されてないという点が精神的に来る。自分としてはめちゃくちゃ怖いから好みじゃないけど、だからこそ質が高くて良いゲームだなあと思う。
色々予想してビックリしないようにしててもなんだかんだビックリしてるしシザーマンに追われながら焦ってる。
自作の地図を見ながら「どっち行くんだっけ」みたいなのを普通にやってるから、ああ別にこのゲームを楽しめてるじゃんと思えた。
自然に楽しませてくれるこのゲームが素晴らしいと思った。
このゲームってやっててほんと怖くて、ビックリしたくなくて色々予想してしまう私のレベルになると、クロックタワーやってて自分の心臓が止まることも想像した。
別に何か対策を講じるわけではないし防ぐのも難しいけど、想像はした。
クロックタワーやって死んでも責任取ってもらえないよなとか、これで死んだらクロックタワーを最高に堪能した人間になるのではないかとか、クロックタワーやって死んだらしいって噂されたら恥ずかしいし…とか色々想像した。
この想像をすることで心臓が止まった時どういうメリットがあるかも考えた。
心臓の痛んだ瞬間、「やっぱりね!」という気持ちが湧いて少しは痛みを和らげられるんじゃないかという結論になった。
本編に話を戻す。
新ルートに入れば悪い奴が誰か分かるから駐車場から出ていくと展開変わったりするんじゃと8割方冗談で試してみたら本当にエンディングが変わって驚いた。(友人の発見が本当のトリガーらしい)
このGのエンディングは今のところ一番好き。ジェニファーがあまりに可哀想で。
全部のエンディングを見ても一番好きだった。ジェニファーの境遇を慮る…。
音楽室で『杖』を取ろうとしたらシザーマンが出てきてかなりビックリした。
警戒心0じゃなかったけどかなり低くしてたから滅茶苦茶焦った。
初めて『魔像』を拾って、色々探索したらこれと『杖』についてもどちらを使うかランダムなんだと知った。
1周目と2周目がだいたい同じ感じだったのに3周目で色々変わった感じがするのは確率の問題なのかそういう仕様なのか分からないけど、慣れるというか狎れるというかのタイミングでこういう変化があるとビックリする。
あと収集部屋で紫の点々が浮かんでるバグに遭遇した。
「晦」でもこんな雰囲気のバグがあったからバグなんだろうなと思ったけど、よりによって収集部屋でバグるのは怖すぎた。
色々あったけど新ルートに入って必要そうな手順を踏んだら、ついにAのエンディングを見れた。
めちゃくちゃ嬉しいけど、この展開が所謂トゥルーエンドなのか…と意外に思った。
しかも最後の最後は操作しないで一本道だし。
どこでもセーブのおかげで、別の選択すればCのエンディングが見れるのもわかった。
オートセーブ頻度が高すぎるからVCの有難みを感じた。
Aのエンディングの条件はAのエンディング見れれば大体わかるし、Aの方がCより限定的っぽいからAのエンディングを見たことにして4周目へ。
4周目
見れてないB,Fのエンディングへ行けるように色々模索しながらやった。
最悪Cのエンディングの回収はできるし。
この辺でアイテムの有無が屋敷の変化に関わるのかとかの実験も始めた。
そのおかげでバロウズ周りのイベントを全部見れた。
DEAD ENDのも怖かったけど、中でハムを渡した後に話しかけられたのが一番驚いた。
あとは番犬にも色々試したけど殺されるばかりだった。
Fのエンディングの行き方はこの周回では特定できなかったけど、AとCの間ならこうかなという手順でやってみてBのエンディング見れたのは嬉しかった。
あれがAでこれがBなのか…という気持ちにはなった。
5周目
ゲームを始めてすぐ、窓から突風が吹いてきて滅茶苦茶びびった。
5周目のハイライトはここ。
その直前にどこでもセーブ打ってたけど再現不可で、こういう低確率のイベントみたいなのがちょこちょこあるんだろうな…なるべく出くわしたくないな…と怖くなった。
Fの行き方について色々試しながらCのエンディングを見た。
4周目の実験と比べた結果、大体は手順じゃなくてランダムで決まってるものなんだと察せられた。
でも結局Fへの行き方は特定できず。
いくつか案は浮かんだけど、一個一個やっていっていちいち恐怖を味わうのに耐え切れるのかな…と思ったら、ちょっと耐えれなさそうという答えになった。
結構精神削って遊んでたということなんです。
ずーーっと怖いなあと思いながらやってて、ゲームを一旦やめても近くに虫が飛んできたりするだけでビビってたんです。
怖さを受け容れる容量がもうかなりいっぱいだったんです。
言い訳に聞こえそうですけど結構しんどくて攻略をチラ見しました。
Fの行き方は想定の中の一つでホッとしたけど、どうやらAの上のSのエンディングがあるらしい…というのを見ちゃった。
もちろんそういう情報に触れてしまうことまで想定内ではあったけど、どちらかと言えばSのエンディングみたいなのは無さそうかなと思ってたので驚いた。
6周目
Sのエンディングの条件は見ずに済ませられたから、とりあえずFのエンディングをやった。
一応新規のエンディングに向かってるわけで新たな恐怖が待ち構えてるかもしれなかったし、このゲームの仕様をより把握するのにもこの周回を利用したから全然作業感なくて、緊張感もって充実して遊べたと思う。
音楽室に入る『杖』ルートの時は毎回音楽室は同じところにあったから、何も考えず音楽室の所に入ったら屠殺場でビックリしたりした。
『魔像』ルートでわざわざ怖い思いすることないから音楽室行ってなかったけど、こういう運の巡りあわせで驚かされる感じもランダムの良い所を味わえてるなと思う。
無事Fのエンディングに辿り着けたけど、結構意外な演出で終わった。
Sの詳細を見る前に、A〜Hのエンディングを見ることが条件の一つなのではないかと睨んでいたのでちょっと最初から遊んでみたけど、何かが変わった雰囲気はしなかったので攻略完全解禁。
こちらのサイトが参考になりました。
分岐の条件は明確に書かれてて分かりやすいし、色々なイベントの見方が書かれてるけど重大なイベントの内容の核心には触れずにいてくれる感じがすごく有難かったです。
結果、絶対自力で辿り着けない順を踏まないといけなかったから攻略見てよかった。
こういうゲーム、一つ解決策が見つかるとそればっかりしちゃうのは自分の問題なのか多くの人がそうなのか。
シザーマンから逃げる時、ほぼ毎回中庭のプール前ではっ倒して穴に入って逃げてた。
他のやり方模索するより明確な答えがあるならそれで良いじゃんみたいに思っちゃう。しかもこのゲームでは失敗したら死ぬんだしそんな勇気ある挑戦に踏み切れない…。
7周目
攻略サイトを頼りに、Sのエンディング見るのと、自分の見れてないイベントをちょこちょこ見るのをやった。
ベッドに隠れたり、アンが落ちるとこを窓で確認したり、ローラが甲冑内に入ってたりするイベントは見てなかったので見れて良かった。
答えを知って、そこに自力で辿り着くためのプロセスを想像すると自力でも出来ないわけじゃなさそうだと思っちゃって若干の後悔。
まあ自分には無理だけど。フラグについてちゃんと把握できてなかったし。
友人の発見(=死亡)を2/3は見なきゃいけないっていうのは厳しい。
この辺を色々やってる間にFのエンディングに自力でたどり着くということなのかなと思った。
隠し部屋も、絶対何かあるのは分かるんだからそこに最短で行ってみるくらいは自力でやるべきだった気がする。
隠し部屋で判明することは衝撃的だった。
バロウズに会っても若干の痕跡が残ってくれてれば…と思わなくもなかったけど。
攻略見ながらSのエンディングにたどり着けば良いだけなのに、7周目はかなり怖がりながらやってた。
これを進めなければ怖がることもないのになぜ…という気持ちも湧き上がった。
見えない恐怖を想像しながら進めるのと、見えてる恐怖に向かって進むのは結構違った。
なぜ人は普通に生きてれば出会わない恐怖をホラー作品に求めるのかといった問いにぶち当たった。
ホラー作品を好んで見てこなかったから何故かは分からなかったけど、普通に生きてれば…というのは平和ボケをしているのかもと思った。
恐怖を想像することが出来なかったから、そんなことを考えて気を紛らわせながら7周目をやってた。
なぜ人は、普通に生きてれば出会わない恐怖をホラー作品に求めるんでしょうか。
Sのエンディングには驚き呆れた感じ。
「これ、か…。」という。
何かにすがるようにもう一度ゲームを開始して、もう一人のパターンも試してみた。
ホラーゲームで禁じ手かもしれないけど、恐怖を受け容れる容量が一杯だからもう無音でやった。
パターン変えても差分はある一点のみなんだけど、よりによってエンディング直前のラストシーンでグラフィックのバグが出て本気でびびった。
バグを抜きにしたら結末は最初に見たSのエンディングと一緒だけど、この何とも言えない後味もホラーの魅力の一つかと納得した。
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〈おわりに〉
こんなに怖いゲームを初めてやった。
初めてやったからこんなに怖かったのかもしれないけど。
最後の方はシザーマンが特定のポイント以外で出てこないのが分かってたし、中盤以降でもシザーマンから逃げ切るのは全く難しくないものだったから、自分の理性的な部分では怖がる必要無いとも思ってたけど結局やってる間ずーっと怖かった。
これは慣れの問題なのかな…。
やってるうちにシザーマンに可愛げを見いだせたりするんじゃないかとか想像したけど、自分には出来なかった。ホラー好きな人ならできそうだと思うんだけど。
ゲームを終えても語られないことが多いから疑問は残った。
色々調べてみるとWikipediaが詳しすぎた。シナリオに関して、ゲームをやるよりよく分かるものだった。
よくまとまってるからあまり改変されなさそう。興味のある方はぜひ。
で、このホラーはB級ホラーの質感なんだというのもここでようやく知った。
全然触れてこなかったから自分にとってはA級もB級もなくとにかく怖いものだった。
数年前にPSアーカイブスで買った「弟切草 蘇生篇」はランダム要素が強すぎるのもあるけど、ビックリ系の怖さに耐えきれなくて全テキストは読まずにやめたのを思い出したりした。(8割9割は読んだしピンクのしおりもやったけど、全テキストは諦めたんだよなという記憶)
クロックタワーも結構ビックリ系の感じで苦手ではあったけど、だからこそ質の高さを感じて良いゲームだったなと思う。
ホラーはしばらく置いときたいなと素直に思った。
来年の夏ごろに充電完了して、またやってみるかという気持ちになると思われます。
――
最後にまた余談ですが。
このゲームは怖すぎて夜中に遊べなかった。
23時過ぎくらいから安心してできるゲームを別にやってた。
そんな感じで、夜は「チョコボスタリオン」をして遊んでました。
6,7年前に遊んで、攻略を頼りにキスオブファイアに(展開利で)勝てるチョコボを作れて満足してやめた覚えがあります。
血統とか配合の事とかについて「Winning Post 9 2021」でようやく慣れたので始祖化とかもっと強いチョコボ作りに興味が出てきました。
チョコスタのことは多分ブログに上がらないですけど、とにかく安心して自分のペースで遊べるゲームがやりたい気分なので10月くらいから始めようとしてたSRPGをもう始めようかと思います。
SRPGだと結構時間かかっちゃうかと思うので、次に上がるのは「9月やったゲーム」の記事になるかもしれません。
遊んでみないと何とも言えないですが。
――
ホラーゲームを遊んでる時期は悪夢をよく見るので、この記事を仕上げることで悪夢から逃れられると考えるとホッとする思いが湧いてきました。
(ゲーム内との比較で)平穏な日常の有難さを感じられるのも良い所かもしれません。
では。