amiのゲーム感想置き場

ゲームの感想が不定期に述べられます。

ロマサガ1(ロマンシング サ・ガ)

去年の5月くらいに始めた、かなり印象的なゲームでした。ここ一年と数か月で色々VCで買ったゲームをやってたんですけど、書きたい事のあるゲームとして一番に浮かぶから書いていこうと思います。

立ち上げたからには一つくらい記事あげたいし、ということで。

 

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

ちっちゃい頃から「ロマサガ」というゲームは面白そうな印象があってやってみたいとずっと思ってたけど、残念ながら家に無かった。

VCにあるからいつか買おうと思ってたらVCの販売が終わるという報せ。その当時は2を買って積んでしまってただけだったから急いで1と3も買った。

2を開始1時間程度で積んでしまった思い出があるから、1からやれば変わるかもと思って始めた。

 

〈ネタバレ無し概要とちょっとした感想〉

フリーシナリオのRPG。仲間にできるキャラはそこそこ多く、誰を仲間にするか/パーティの人数などをわりと自由に決められる。

戦闘回数によってゲーム内の時が流れていくようなシステムで、世界各地の特定の時期に起こるイベントを発見していってそれをクリア…しても良いし別にしなくても良いというゲーム。自分の選択が様々な影響を及ぼしていく。

 

RPGの中でも自由度がかなり高いゲームでBGMも良く、台詞回しが抜群に面白いです。当時のスクウェアのゲームってこういう台詞回しが多かったんでしょうか。

あんまり私はゲームの2周目ってやりたくはないし何ならクリア後のやり込みもそんなにやりたいと思うタイプではないのですが、なんかハマっちゃってクリアしてすぐ2周目始めちゃいました。

未完成感も色々な場所に感じられますが、それをツッコミどころとして面白がるような人には凄くオススメしたい作品です。

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

 

 

 

 

 

 

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〈ネタバレ有り感想等〉

…の前に、

〈前置き〉をば。

 

去年のことなので結構うろ覚えだったりする。多少色々見直しながら書きます。

 

まず自分がどういうスタンスで書くかって難しいんですけど、私は個人的に、

①詰むのが嫌(積むのも避けたい)

②レベル上げ行為(稼ぎ作業とかいうのが普通?)が嫌

③やり込み・周回が嫌(なるべく避けたい)(エンディングにたどり着くのが一番のモチベーション)

 

という気持ちを持ちながらゲームをやっているので、(同じような人がいれば)そのような人の助けになるような情報を、あくまで私の経験から得たものですが多少入れながら感想を書いていこうと思っています。

 

余談ですが、私と同じような感覚の人が居るかは分かりませんけれど、自分で自分の特徴を書いて客観的に見るとなんか魅力的じゃない気がしますね。

興味持ったゲームを色々触りたいけど、全部ちゃんとクリアしたいし(してから語りたいししないと語るのが憚られる気がして…)ということで自分なりに折り合いをつけた結果がこういうスタンスでした。

「俺はこういう人間だ」という強い気持ちを持って生きたいものですが…。

 

 

〈ネタバレ有り感想等〉

 

1.衝撃を受けた序盤について

さて、主人公の性別が選べる場合はどうしても女性を選ぶ癖があるので、何となく見た目と「職業:踊り子」に惹かれてバーバラを選んだのですが、これは私にとって幸運な選択でした。というのも、バーバラが一番フリーなシナリオだったのです。

 

今ちょっと最初からやり直してみたんですけど、やっぱりもの凄い放り出され方。

 

まず、フォントが独特(漢字だけデカい)だから慣れるまで相当読みづらいのに、最初のメッセージがすぐスキップされてしまって初見で読み切るのが厳しかったです。

初見では、現在ウエストエンドにいること、そこがフロンティア(開拓されてる最中)だということ、ニューロードを進めば他の街に行けそうということくらいしか分かりませんでした。

ただ、バーバラのテーマが凄く良くて(勿論その時はこれがバーバラのテーマだという意識は無かったですが)、テンションは上がりました。

 

 

とりあえずウエストエンドのNPC達に話を聞くと、地図に新たな場所が追加されてそこに行けるようになる。

なるほどこうやって話を聞いていきながら進んでいけば良いのか…と学習して、いざ最初のダンジョンに入るといきなりの洗礼。

 

いわゆる「握手会」を目の当たりにしたのです。

通路が狭いのに一直線に自分を目がけてモンスターシンボルが進「軍」してくる……統率の取れた動きはまさに軍隊のようでした。そして階段を降りると強い敵も出てくるし一瞬でボコボコにされてしまいました。

 

大量のスライムらしき生物が一直線にこちらに向かってきて、先に進むには戦うしかないという状況は、

まるでコケにハメられる「勇者のくせになまいきだ。」の勇者のような気分でした。(ゲームの画を別のゲームでたとえるのどうなんだろう)

 

 

 

ここで、とんでもないゲームに出会ってしまったと思った私は、テキトーにやってたら何もできずにこのゲームを終えてしまいそうだったのでどういうゲームなのかちゃんと調べようと思って攻略サイト解禁。(ヌルゲーマーなので自分の納得できるタイミングで初見でも攻略情報を得ようとしてしまいます)

そこで発見したのが、

虎の巣 ロマンシングサガ1/ロマサガ1(SFC版)攻略サイト

 

こちらのサイトでした。「ロマ1入門」の項はこれから始めるような人もそれほどネタバレを気にせず見れると思います。私もたいへん助けられました。

 

ゲーム内ではとにかく何も説明されないし様々な疑問や不安が湧きあがってくるのですが、なんとなくどうすれば進むのかが理解できて、このゲームを続けていこうという決意が固まりました。

 

 

フロンティアで序盤から出来るイベントのボス(固定敵)は最序盤にやるには滅茶苦茶強くて、半魚人とフレイムドッグは最後までやっても5本の指に入るほど苦労したと感じる敵でした。

ただ、能力がちょっと上がれば少し前にボコボコにされた相手にも意外と戦えるということ、強い武器を買えば結構なんとかなるということを学べて、これらのイベント終えて以降は楽しくなってハマっていきました。

これからロマサガ1を始めて、バーバラを主人公にするよっていう奇特な方がいらっしゃるとすれば、ガーラルフレイルをなるべく早く購入するのが個人的にオススメです。

 

 

 

2.自分の経験から提示できる、攻略の助けになる情報について

自分がやった感覚として、ボスを倒さなきゃ終わらないイベントの中で誤魔化しのあまり効かない強いボス(詰まる可能性のある、という意)はジュエルビースト(と一応ラスボス)くらいかなと思います。

ラスボスもバグを駆使すれば倒せる(結果的に私は二周して二周ともバグに頼りましたが、あまり勧めたくはないです)ので一応ということにしました。

 

 

ジュエルビーストとラスボスだけ格段に強く感じましたが、それ以外に特別レベル上げ行為を要するようなボスは居ないと思います(詰みたくないなら誤魔化しの手段は早いうちに用意しておくべきなのかも)。

ジュエルビーストは単純に物理的に強いという感じなので、誤魔化しづらいと思います。なるべく短期決戦にできるように強い攻撃技を覚えるのと一撃死しないような防御力とHPがあるのが望ましいです。

 

 

ラスボスはHPが「桁違い」なので継戦能力が必要で、効果の高い回復を全員が使えるようにしておくのが望ましいと思われます。

私はレベル上げ行為が好きじゃないので、ラスボスのHPを半分以上減らしたものの負けた戦闘から回復技を育てれば勝てそうだという思いに至ったためレベル上げせずバグに頼ってしまいました。ヌルゲーマーなので。

(バグについて興味のある方は先ほどリンクを貼った「虎の巣」などをご参照ください。)

 

私がプレイした時はなんとなく普通のRPGのように役割分担させていて、回復技は2,3人しか使えない状況でしたが、

攻撃術法があんま強くないということもあり、全員が回復術法を使えるようにしておくのが良いと思います。それほど回復が必要になるのがラスボス戦だけなのが一種の罠かと思います。

普段の戦闘からたびたび術法を撃って法力を鍛えるのを強くオススメします。

 

3.全体的な感想等

先に言っていますけど、台詞回しがかなり面白くて、ネットでたびたび見かける「ねんがんの…」とか「金 金 金!…」といったフレーズを目にした時は一種の感動も覚えましたし純粋に面白くて笑いました。

 

BGMも良くて、いわゆる「世界一カッコイイ下水道」は初めて聞いてすごく印象に残りました。そういう風に言われるのも分かるほど良いBGMです。

2と3もやって特に思うところではタイトル画面のメインテーマ(?)も凄く良いですね。

 

ミンサガの「決戦!サルーイン」をたまたま音MADで見てしまって、そっちが初見になってしまったからロマサガ1ではこんな感じなのかという気持ちでサルーインと戦ってました。

 

ミンサガはちっちゃい頃から家にあったからそれをやっても良かったのかというのは色々調べたところで知りました。ロマサガはいつか自分でやると決めてて何も調べようとしなかったからリメイクってこととか何も知りませんでした。

 

何も調べてなかったから2は一回積んじゃったけど、代わりに1で衝撃を受けて1にハマってその後2,3も楽しくやれたから何も調べておかなかったことに対する後悔は無いです。

 

ミンサガもいつかやりたいですが、ミンサガのリメイクすらもう出てるんですよね…。ついでに言えばロマサガサガシリーズの始まりではないことも知ってしまったからいずれGBからやりたい…。

 

 

 

話をロマサガ1に戻しますが、バーバラを選んだ結果、このゲームの特徴である自由さをもっとも堪能できたと思います。

私はウエストエンドのイベントを進めることでこのゲームは能力上げて強い武器を買えればなんとかなることを学び、

ニューロードを渡って、この世界はどんな世界でどんな街やダンジョンがあるんだろうと旅をする感覚でゲームを楽しみ、スカスカの地図が埋まっていって世界の解像度が上がっていくのがとても楽しかったです。

 

同じバーバラを選んでも、人によっていきなりニューロードから色んな地方に行くプレイなども出来ますし、勿論違う主人公を選べば違う体験が待っています。

プレイヤー自身の興味の赴くままに進めていくのがこのゲームでは特に合うと思います。ぜひ自分なりの冒険を楽しんでほしいです。

 

イベントをクリアしても何もなかったり、オープニングに出てくるシェラハと関わるイベントが無かったり、ところどころ未完成な所が見受けられますが、そういうもんかと大きく構えるのが良いと思います。

キャラと選択肢のセリフが合わないみたいなのも未完成感が出る一つの要因だと思いますがそういう違和感が面白かったりもします。

 

 

また、先ほどリンクを貼った「虎の巣」の「ロマ1論」の項は読み物として非常に面白いので、このゲームをやった人には強くオススメしたいです。

丁寧に資料を読み込んで、ゲーム内の(一見ガバガバな)仕様を(それ自体の検証がもちろん先んじるものですが)参照しながら考察されているのがとても面白く、ロマサガ1の世界が拡がる感覚を抱きます。

このような熱量で向き合う方の居るゲーム、というのがこのゲームの魅力を強く伝えられるものだと思います。現在もたびたび更新されています。私自身楽しみにしていますし皆さんにも楽しんでいただけるものと思います。

 

2周目もすぐやりたくなるようなモチベーションは「虎の巣」からいただいたものと言っても過言ではありません。この場を借りてお礼を申し上げます。

 

 

2周目はクローディアを選んで、1周目に逃したイベント等を楽しみました。

2周目になると敵シンボルの多さもむしろありがたいくらいで、最初から周回前提でやるなら時限イベントも敵との戦闘回数がかさんでいくのもそこまで気にせず遊べるのかもしれないですけど、初見でその判断をするのは難しかったです。

 

1周目はラスボスを石化させ、2周目はオブシダンソードのバグを使って倒してしまいました。ロマサガ2,3はラスボスを正攻法で倒せたので1に若干心残りはありますが、何年か後にまたやっても楽しそうなゲームなのでその時に倒せれば良いなと思っています。

 

 

 

 

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〈おわりに〉

私は1で「こういうもんか」と納得したことで2と3も楽しく遊べたと思います。もし2,3を序盤で投げてしまってそれが心残りという人には荒療治かもしれませんが1をやってみませんか。

3作の中で一番不親切(=とっつきにくい)かと思いますが、これに触れて「こういうもんか」という感覚を得られた人は三部作全て楽しめるかなと思います。

 

とにかくヌルゲーマーの自分にとって非常に衝撃の大きなRPGでした。

こういう衝撃を求めて気になるゲームに手を出しているフシもあるので、素晴らしい体験を得られたと思っています。

 

皆さんもこのゲームに限らずですが、人生に何度あるか分からない衝撃を求めてほしいなと思います。

いや、ゲームじゃなくてもどんなものでも良いですけど、私はゲームというエンタメのパッケージ(?)(ジャンル、とかの方が良いのかな)が何より好きなので今後もそういった衝撃を密かに期待しながらゲームライフを送ろうと思います。

 

 

 

最後の最後にゲームじゃない話で恐縮ですが……

独り言は常体で、皆さんに向けて発する言葉は敬語を用いて書きましたが、読みづらかったりするんでしょうか。社会性が無いので独り言は常体がしっくりくるなと自分で思ってるから読みやすさとか気にしないで書いてました。

あるいは全部独り言でも良いのか……。まぁとりあえずテキトーにやってみます(口癖)。

 

では。