amiのゲーム感想置き場

ゲームの感想が不定期に述べられます。

千年家族

(8/16 追記あり)

(10/18 追記あり)

 

今年の5月末からちまちま進めてて、7/9にようやくクリアしました。

 

これもまた思い出深いゲームになりました。こういう質感のゲームってなかなか無い気がしますけど、ゲーム性を考えるとスマホアプリにピッタリだと思います。

 

実機ではもう電池交換が要るみたいでプレイするのに手間かかりそうで、VC版がある人向けの話になるかもしれませんが、何らかの形で移植されたりするのを期待して書いていこうと思います。

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

VCを一覧で眺めてて、ゲームの説明文を読んで面白そうだと思って全く何も調べず購入。

なんとなくワーネバ(やったことないけど)とか

トモダチコレクションみたいなゲームなのかなと思ってた(けど、実際は違った)。

 

ラストバイブル3をクリアして、次はどうしようかなと考えてるうちに自然と手が千年家族に伸びてた。こんな長丁場になるとは想像だにせず。

 

 

〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

千年家族

 

任天堂公式ホームページにこのゲームも載ってます。詳しくはそこを見て頂ければと思いますが、私から軽く説明させていただきます。

 

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自分が神となって、エライ神様からの命を受けて家族を見守っていくシミュレーションゲーム

1000年間家系が途切れることなく繋がる伝説の「千年家族」を目指して家族を導いていく。

 

神の自分に出来ることは基本的に矢を撃つこととアイテムを使うことだけ。

家族を応援することしかほぼ出来なくて、応援しても自分の望み通りに家族が動いてくれるとは限らない。

 

天界にいる自分(プレイヤー)にとっての50分程度が、下界(家族のいる所)では1年になる。時々下界を見に行ってうまくいくように導いていく。

 

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こういうゲームだと思ってなくて面食らった感じでした。

 

とにかくやれることが少ない。とにかく時が過ぎるのが早い。

 

このゲームの精神性はトモダチコレクションに受け継がれているのかもしれませんが、

神として家族を「千年家族」に導いていくのが至上命令だということがこのゲームをピーキーにしているんだと思います。

 

色々なところが妙にリアルで、家族をいい方向に導くための方法(逆にどうしたらうまくいかなくなるか)を色々学べる気がします。

私にはあるかも分からない未来の話ですけど、「こういうものなのか」と示唆を受けることが出来ました。

 

また、「神」という上位存在として「人間」を見守るのを追体験できるような感じも他にあまりないと思います。

 

強い干渉が出来るゲームだと「人間」というより「駒」と言った方がしっくりくるような気がしますが(あくまで自分の意のままに操れるという意)、

このゲームは干渉しようとしてもうまくいったりいかなかったりするので

「人間」を見守るという感覚が強いと思います。

 

 

神としてのもどかしさを味わえる機会はそう多くないと思います。

頑張って介入してもどうにもうまくいかなくて「どうすれば…」と思ったり、自分を見守る神がいたとして自分を見たらどう思うのかなど考えたりしました。

 

他のゲームでなかなか味わえない体験ができて、これも思い出に残るゲームでした。

というか、このゲームを放置してる間に何か集中してやれることを作ろうと思ってこのブログを立ち上げたフシがあります。私にとってそれだけのゲームでした。

 

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〈ネタバレ有り感想等〉

…の前に、

〈前置き〉をば。

 

このゲームは(ズルしない限り)クリアまで1か月強かかります。

リアルタイムで20日使ってゲームオーバーになるなんて事があったらそもそも詰むのが嫌な私には耐えられません。

 

というわけで私は一日にゲーム内時間で3時間とかこのゲームを見る時間を作ってました。

数時間おきに見に行ってちょっと介入してまた数時間置くみたいなプレイでゲーム内(厳密に言えばアプリ起動時間)3時間です。

 

そんな時間無い人がほとんどだと思うので、あまり私の経験が参考にならないということもあると思います。

(一日3時間もやれば相当詰むことは無いと思います。かける時間というより見に行く頻度とかが大事そうで、3時間はやり過ぎだと思います)

 

VCが携帯できればまだ良かったんですけどね…。更なる移植あると良いなと思うんですが。

 

 

 

特筆すべきこと(事件など)をハイライトのようなイメージで挙げてみたら1000年で15個くらいありました。

私のTwitterのサークル(見れるのは自分だけ)で、1代ごとにどんな事があったかメモとってたんですけど、それをまとめて「本紀」として後で上げておきます。

 

本紀とかぶる点も多々あると思いますが、この記事内で書きたい事は書き切ろうと思います。

より興味のある人や暇つぶししたい人は本紀も見ていただればと思います。

 

 

本紀

千年家族-わが家の本紀 - amiのゲーム感想置き場(仮)

 

 

 

 

〈ネタバレ有り感想等〉

 

15個も書くことがあるので、時系列に沿って書いていこうかと思います。

どちらかと言うとプレイ日記みたいになりそうです。

 

そのあと、今後プレイする人のためのアドバイスや包括的な感想等を述べます。

 

 

 

1.初代の衝撃

どんなゲームかもちゃんと分かっていないなか祖父母と父母と子供4人というマックスの人数で始めたんですが、

出来事のリアルな感じに衝撃を受けました。

 

 

家族が多くてお金が貯まっていかないし、隠居には落ち着けの矢を撃たないと家族のムードが悪くなるし、父母はたびたび喧嘩するし、嫁姑問題が発生するし、子供は矢を撃って応援しても成功したり失敗したりだし、臨時収入は滅多にないのに臨時の支出は沢山あるし…etc

 

 

このゲーム特有の攻略の仕方がまだ分かっていなかったというのもありますが、初代ではかなりのリアルさをもって現実の厳しさを学びました。

同時に、「すごいぞこのゲーム…!」と思って絶対クリアしてみせるという決意も固まりました。

 

 

で、寝て起きたら2代目に代替わりしてました。そういうゲームなんですけど、初見では流石に驚きました。

もう少し一人一人の家族に感情移入しながらやっていくものだと思い込んでました。

 

跡を継ぐ家族以外の人生にはほぼフォーカスが当たらないというのも分かり、

そういうゲームかと納得して進めることにしました。

(時間が早く過ぎるから「俺屍」みたいな感じになるかなと思ってたけど、そうではなかった)

 

 

2.二代目の衝撃

というわけで寝てる間に勝手に長女が彼氏を作って結婚してました。ついでに子供も2人産まれてて、名付けてもいない子を見守ることとなりました。

命名の書で家族の名前(の候補)を自分でつけることはできるんですけど、それを貰えるのは初代からの代替わりの時)

 

 

婿養子となった彼の名前はユウゴ。彼にはこのゲームの厳しさを教わりました。

 

ユウゴは40歳で中小サラリーマンながら社長に昇進し、順調に持ち金も貯まっていってたのですが、

悪魔に取り憑かれて1億以上あった持ち金を全て宝くじに注ぎこみ、その結果持ち金を0円にしたのです。

 

どんなに持ち金があっても、どんなに家族がうまくいってても、悪魔に取り憑かれれば一瞬で無に帰すのか、という恐怖感が生まれてしまい、

「なんて厳しいゲームなんだ」と思いこの時期は介入する時間を増やしてました。

 

 

3.なんとなく掴むまで

持ち金0になったものの、収支はプラスだったので年月を費やせば意外となんとかなることも学びました。子どもの能力が高くなり高給な職に就いてくれれば元の状態に復帰するのもそれほど大変でないことも分かりました。

 

この辺で、ゲームつけて介入してると時間の進みが存外遅いことに気づきました。

このゲームの遊び方ってこうじゃないんじゃないか、もっと自主性を尊重して良いのではないかと思い始めました。

 

 

少し話が変わりますが、私はちっちゃい頃からこういう世話するようなゲームが苦手というか、楽しむのが下手でした。

放っておいてるうちにどうなってるかいつも気になっていましたし、それで過干渉してるうちにどこかで飽きてやめてしまう…みたいなことばかりやってました。

 

今でも放っておくのが苦手で、ここひと月ちょっとはずっと気がかりでした。

ソシャゲのイベランを走るような気分で、ちまちま順位見ないと気が済まないといったような気持ちでいました。

 

それでもエンディングを迎えるという報酬は得たいものでしたし、

こういう気持ちとうまく付き合えるようになると良いなという思いもこのゲームをクリアするモチベーションにしたりしました。

 

このゲームはちゃんと放っておかないと意外と進まないので、いい練習になったと思います。

 

私なりの、この気がかりな気持ちへの対処は他のことに熱中する時間をつくることでした。

熱中しすぎて千年家族に飽きてもいけないので、ちょうどよく熱中できるものがあれば私の場合は何とかなることが分かりました。

 

このブログもちょうどよく熱中できるものの一つです。

ゲーム以外にこういうものが増やせると今後良いんだろうなと思いました。

 

 

4.メル友について

閑話。またゲームの本題から外れたところで恐縮ですが。

 

私はこのゲーム発売時の2005年をリアルに生きてきてない(物心ついてないの意)ので、

メル友みたいな文化はクレヨンしんちゃんとか仮面ライダー555で見る故事みたいなものだと思っているのですがどうなんでしょうか。

当時の若者は大体やってたのか、あるいは意外とやってる人は限られてたりしたんですかね。

 

何百年経ってもメル友に相談する家族を見てそんなことが気になったりしました。

 

 

5.何も信じられない状態

本題に戻ります。

5代目の嫁のレンゲツには、家を担保にサイドビジネスをされて家を売るハメになりました。

 

これまでずっと代替わりの時に介入できず、「起きたら知らない人間が家族になってた」という状態でした。

 

どうしても知らない人間には感情移入させることができなくて、家族の足を引っ張る存在に見えてました。

それまでは悪魔に取り憑かれてとんでもないことをしでかすのはユウゴやレンゲツのような家に入ってきた人間でしたし。

 

ところが7代目では、家に入ってきたアツキも(悪魔のせいで)横領しようとするロクでもない人間でしたけど、世帯主の方がとんでもない人間だったのです。

 

また家を担保にサイドビジネスをされて、なんと一度は成功させて、初めて豪邸に引っ越せました。

しかし、その豪邸を担保にサイドビジネスをしてそれに失敗し、また家を売るハメになりました。

 

自分の名付けた家族を特別視してましたけど、結局全員ろくでもないことをしでかすかもしれない人間で、何も信じられないんだという諦めの気持ちが生まれました。

 

ここら辺で本格的に攻略サイトを解禁しました。

 

1000 @Wiki - atwiki(アットウィキ)

 

こちらのサイトが詳しかったです。

自分の体感と異なるようなところもありますが、概ね役立つ情報が揃ってます。(私個人の体感なんて信頼度としてはatwikiにすら遠く及ばないですし)

 

 

いろいろ見るうちに、家に入ってくる人間も含めて、ワンチームでまとまっていくのが重要なんだとようやく気づけました。

 

リアルとは異なる、このゲーム特有の攻略法が分かったのもありますが、このイベントを経ることでちゃんと家族を導いていくことを意識できた気がします。

 

 

6.安定と盛衰の狭間で

あれからなんだかんだで立て直せて、100年ほど一戸建てで安定した生活をさせることができました。

 

豪邸のランニングコストがとんでもなくて、盛者必衰の理がうまく表されているのかなと思いました。

 

ただ、一戸建てで安定した生活をしてたらあっという間に1000年が過ぎてしまいそうで、これで良いのかなという思いが浮かび始めました。

 

豪邸に引っ越したときのハラハラ感も、良いアクセントになるのかもなんて思い始めました。

 

基本的には家族が自身で夢を持った方が良いと思ってたので、高給な職に就くかどうかは家族次第という形にしてました。

 

それでもたまに豪邸に引っ越すほどお金が貯まりますし、とりあえず流れに身を任せようかなと思って、600年目くらいまで300年以上は色々ありつつ安定した生活を送りました。

 

650年目くらいでこの家系の全盛期を迎えることになるのですが、まずは色々あった安定した生活のハイライトを3つ紹介させてください。その後に全盛期とそこからのプレイについて述べます。

 

7.プロ野球選手2週間解雇事件

珍しく代替わりの時に介入できて、娘がプロ野球選手のダイスケと付き合い始めたから、支援して結婚させて14代目に代替わりしました。

 

家に入ってきて、能力が満足いくものではなかったので体力の輪と運の輪を使って支援。

がんばれの矢でも応援して、仕事の評価を上げていってたところで月末を迎えると、突然のイベント。

 

オーナーにクビを言い渡されてしまいました。わが家に来て2週間での出来事。

 

 

プロ野球選手は自分の家族がなるには特殊な条件の要る職業なので、簡単に家に入らせないみたいな力が働くんでしょうか。

 

かなり後の話ですけど800年目ごろもまた同じようにテッペイという男が家に入って2週間で球団をクビになってました。

 

ダイスケもテッペイもプロ野球選手として思い浮かぶ名前なのも不思議でした。

流石にシステム的に偶然なんですが。(テッペイの方は発売当時無名でしょうし)

 

 

8.初の殿堂入り

世代としてはダイスケの前の13代目の話ですが時系列的に。

 

初めて家にタレントが入ってきました。彼の名はユウト。

攻略サイトを頼りに、ハートの数に気を付けて見守るうちに、

46歳で「カリスマ☆スター」となり初めての殿堂入りを果たしました。

 

 

また後の話ですが800年目ごろに家に入ったタレントも殿堂入りして、これでわが家に入ってきたタレントは2/2で殿堂入りするという結果でした。

 

たびたび様子を見に行けるプレイングだとタレントは殿堂入りさせやすい職業なのかもしれません。

普通に放っておくとタレントになろうとする子はほぼ現われないですが、これはたまたまなんでしょうか。

 

 

9.初の大統領

ダイスケの妻、14代目の世帯主の話です。

特別な出来事は立て続けに起こるものなのでしょうか。

 

能力は高かったのですが夢を叶えて高卒で路上ミュージシャンになった彼女は、独身時代に一念発起して政治家に転身しました。

この時点で普通ならとんでもない出来事ですがこのゲームにはよくあること。

 

それほど強く介入したわけではないですが、先代まででお金が結構貯まってたのが良かったか、順調に昇進していって53歳から大統領を2期(10年)務めました。

 

大統領のできごとはユニークで、滅多になれないポジションでもあるので思い出に残っています。戦争をしようと悩む大統領を必死に落ち着かせたものです。

 

自分の見守る家族が、国の重要なポジションに就いていく感じはなかなか面白いです。

政治とメディアと警察と経済に強く影響を及ぼせる家を作れたら楽しそうだなとか思いました。

 

 

またまた後の話ですが、700年目ごろにまた大統領になる家族が現われましたが、1期で終わって隠居してしまいました。大統領になって再選されたのは彼女だけでした。

 

余談ですが、彼女は最終的に一番の長生きで、享年116歳でした。

政治家をやってる時間より隠居してる時間の方が随分長かったです。

その隠居の時間で家族を盛り上げたり、嫁と孫に長年の経験を教授することに使ってくれたのでかなりうまく家族がまわってたと思います。

 

先ほど述べた「このゲーム特有の攻略法」は、つまり隠居が積極的に家族のサポートをできるように隠居の能力を高めて努力ブームの矢を撃って応援することです。

 

家族の能力がよく上がるようにするには子供の頃から成功体験を多く積ませること、私立の学校に通わせることが必須ではないにせよかなり重要です。

成功体験の積み重ねが個人の能力を上げて、さらに大きな成功体験に繋がっていきます。

子供の頃にちゃんと育っていればあとは放っておいても仕事で必要な能力もだいたい備えてますし、隠居する頃には隠居として十分すぎる能力になっています。

 

 

そういうことを考えて生きてたらどうだったか…など自らを省みることにもなりましたが、とりあえずこのゲームにおいてこれは非常に重要なことでした。

 

このゲームでは隠居もお金を生み出すことが出来ます。最初は滅多にないと思っていた臨時収入は、実は隠居とそれに主婦に十分な能力があるとかなりの頻度で貰えます。

隠居と主婦のゲーム的な役割はほぼ被っていて、家族のムードと能力を盛り上げるのに重要です。

 

隠居はいつ亡くなるかわからないので、主婦もいると安定感が増すと思いますが、その分稼ぎが減るのは確かなのでそこをどう考えるか・どういう方針で見守るかが大事になります。

 

それを次に述べる全盛期を迎えた時から意識するようになりました。

 

 

 

10.全盛期

600年目ごろまで一戸建てをほぼ維持し続けていて、

収支はほぼずっとプラスで、持ち金が数億貯まったあたりで悪魔に持ち金を0にされるといった流れを繰り返していました。

 

この頃には悪魔のイベントで持ち金を0にされても家を売るハメになっても、生活水準を上げすぎない助けになると好意的に受け取るようになっていました。

 

そこからしばらく悪魔に強烈なイベントを起こされず、家族のほとんどが政治家や大手サラリーマン、医者など高給な職に就いてたため、全盛期を迎えることになりました。

 

 

共働きしてもらえれば、豪邸になっても収支がプラスにでき、一時は豪邸を持ちながら持ち金も10億を超えるほどうまくいってたので、こちらの導き次第で豪邸を維持するのも不可能ではないんだと思いました。

 

それまでは安定のために主婦で十分だと思っていたのですが、豪邸を維持するとなると女性の収入も必要になってきました。(このゲームでは収入に男女差が無いので尚更)

 

出産は家族を繋げるという意味では不可避のイベントですから、出産後復帰してくれる職業が重要だと感じました。

女性は政治家か医者か学者ならほぼ確実に復帰してくれるので、なるべくそれらの職業の女性を家族としていきたいと思いました。

 

それ以外でも確率で前職に復帰したり、出世してればほぼ確実に復帰できる職などもありますが、リアルラックや強い介入といった助けの要ることなのでアテにできませんでした。

 

この辺の時代になると豪邸じゃないと広々とした家じゃなくなっているのでなるべく豪邸に住まわせてあげたいという気持ちにもなりました。

 

そして25代目で初めて「きらぴか家族」の称号が与えられたので、千年家族になるときに「きらぴか家族」だったら良いなぁと思うようになり、ここからそれを見据えたプレイングになっていきました。

 

それがどれほど困難な道か知らずに……。

 

 

11.全盛期からの衰退

初めて「きらぴか家族」になってからその後3代はそれを維持し続けられました。

 

ただ、その間にも睡眠時間の関係で結婚に介入できないことが増えたため、

700年目を超えて超未来時代になったとき(29代目)に下のランクの「にぎやか家族」に逆戻りしてしまいました。

 

10億以上あった持ち金も徐々に減っていき、800年目を超えてあのテッペイの世代になったところで豪邸を手放すことになりました。

とはいえ200年弱も豪邸を維持できたので、次また豪邸に住めればとりあえずそれを最後まで維持できそうだと思い、それを目指して家族を導きました。

 

 

10億以上あったのに、100年程度でそれを溶かしていったわけですが、大きな出来事は29代目と32代目(あのテッペイの世代)に起きていました。

 

29代目の世帯主はアナウンサーで、嫁にセンリという医者を迎えたので比較的安定できるかと思い寝たのですが、世帯主が仕事を干されて辞めて、そこから13年も道楽家生活を過ごしたのです。

 

盛者必衰の理を強く表しているのがこの道楽家になるというシステムです。

 

失職すると普通はフリーターになって職探しを始めるのですが、豪邸に住んでいる状態で失職すると道楽家になってしまいます。

楽家は仕事しないだけでなく、お金を浪費するし道楽生活を続けてると能力が下がっていくという特徴があります。

 

楽家を究めるというプレイングもあるようですが、運などの能力が必要で、家族に道楽家を究める能力が無いのは不幸中の幸いでした。

 

また、センリは医者でしたが寝てる間に出世を望まないようになり、ずっとただの医師でした。しかも、世帯主が道楽生活をやめたあたりで政治家に転身し、更に5年後政治家に疲れて辞めて、今度はセンリが道楽家になってしまいました。

 

29代目は「にぎやか家族」に逆戻りした世代ですが、この世代だけで4億円以上減っています。

寝てる間にこういうことが起きたりするので豪邸の維持は難しいです。

 

 

32代目は代替わりの時に寝てて介入できず、起きてみると家族が危機的状況に立たされているという感じでした。

妻は主婦、夫のテッペイは道楽家をしている状態で、収入は定年間近の先代1人しかおらず、じきに無収入になってしまいました。

 

そんな状況でもテッペイはなかなか道楽家をやめてくれず、家族は無収入なことに危機感を持つような自我がないので、こちらもなかなか導きようがなく大変でした。

 

楽家は、辞めるようこちらが介入してもなかなか辞めてもらえず、

ある程度時の流れに任せるしかないところがあります。

 

テッペイは数年の道楽家生活を経てショップ店員になりましたが、月に200万以上の赤字が出る状況だったので次第に借金生活が始まってしまい、豪邸を手放すほか無くなってしまいました。

 

次に豪邸に住めたら、それを最後まで維持するぞと思い再出発を始めました。

 

 

12.再出発

再出発をしたのですが、これがうまく行き過ぎたのが誤算でした。

 

2代続けて代替わりの時に介入できる状態だったので、2代続けて女医と結婚してもらいました。その結果、2代でまた豪邸に住むことになりました。

 

34代目はこの結果、久しぶりに「きらぴか家族」の称号を与えられることになりました。

 

まだ130年くらい残ってたのに豪邸に引っ越してしまったので、終盤ながら気の抜けない状況になってしまいました。

 

前回豪邸に住んだ時は、豪邸に住んでからもしばらくは結婚に介入できたり運よく復職してくれたりしたおかげで10億以上も持ち金が貯まる状況で200年弱豪邸を維持できてました。

 

今回は豪邸と5億ほどの資産をもって、寝る時間の関係でしばらく結婚に介入できないという状況で130年耐えるのが豪邸維持の条件でした。

 

諦めるという選択もありましたが、その場合安定感ある何もない終盤を過ごすことになりそうで、せっかく目標が出来たのだからとチャレンジすることにしました。

 

明確なゴールのあるシミュレーションゲームにおいて、終盤ってどうしてもマンネリというか、作業感が強くなってしまいがちになると思うのですが、

このゲームでは目標の置きどころによって最後まで気の抜けないプレイが出来るというのはとても良いところだと思います。

 

13.バグ?に遭遇、困難な状況へ

35代目は妻がずっと主婦をやっていたので、2億ほど持ち金が減って残り3億程度で代替わり。この程度の持ち金だと「にぎやか家族」に戻るようです。

 

36代目として自分の娘を医者にするよう導き、たぶん大丈夫だろうというところで寝て、直接的な介入はできなかったのですがこれが良くなかったです。

 

娘は大学卒業後医者になって、学者の夫と結婚して36代目の世帯主になりました。それは悪くないんですが……

 

娘がたった一年で政治家に転身してしまいました。3億ほどあった持ち金から6000万を選挙費用として使い、その結果収入はほぼ変わらないという感じで、困りました。

 

政治家に転身しただけでも計算外で豪邸維持に黄色信号、という状況になっているのですがここでバグみたいな挙動に遭遇することになりました。

これは900年以上やってて初めて遭遇する出来事で、何もこんな時に出くわさなくても……と思いました。

 

 

というのも、第二子を出産して一時的に主婦をやっていたのですが、そこで政治家に転身を試みる「世の中のマチガイは自分で正す!」のイベントが起きました。

地方議員を休職中の女性が、地方議員選挙に立候補して、その結果当選して地方議員になったのです。

 

そのイベントから10か月後、彼女が地方議員に「復帰」するイベントも起きました。

普通と異なり、地方議員から地方議員に復帰するという結果になりました。

 

これはバグなんでしょうか。

政治家の産後の休職中は「世の中のマチガイは自分で正す!」イベントが起きないような調整があるべきだと思いますが、それをしてないというのは確かなようです。

 

このバグみたいな挙動のせいで選挙費用として更に6000万が無駄に吹っ飛んでいます。豪邸の維持の為にギリギリで戦ってる状況でこの出費は非常に痛かったです。

 

寝てる間にこんなことが起きてて、異常に持ち金が減っているので凄く焦りました。

 

それでも政治家として出世して、大臣になったり大統領になったりしてくれれば取り返せるので苦しいながらも悲観しすぎることは無いかな、

アクシデントが無ければなんとかなるかな、と思っていたのですが、このゲームではアクシデントがつきものです。

 

まず子供が2人増えました。豪邸に住んでる場合、一人につき40万円が月々のランニングコストとなります。つまり、月の支出が80万増えたということになります。

これくらいならまだ両親が出世していけば耐えられるのですが、政治家というのはこのゲームでは特殊な職業で、収入が不安定になりがちです。

 

政治家特有の落とし穴にハマってしまいました。世帯主は国会議員になり仕事の評価を上げていって、5年に一度の選挙の直前に大臣になりました。

 

これだけ書くと順調に見えるのですが、

多分このゲームの仕様として政治家が再選されるには現在の地位で、ある程度仕事の評価を高める必要があります。(ほぼ確実にそうだと思います)

 

5年に一度の選挙が始まる時にその判定がなされるのですが、直前に昇進しているとその評価はほぼ初期状態となってしまい、結果的に再選されないという風になるんだと思います。

 

ということで、世帯主は再選されなかったのです。

そして政治家としてある程度昇進していると、大統領になる夢を抱くのですが、

たぶんその夢を抱いた状態だと地位が下がるくらいなら政治家を辞めるという選択をしてしまうのです。

(これはもっと正確な条件がありそうですが、確実に言える範囲としては大臣までなっちゃうと議員秘書からやり直そうとしてくれないで辞めちゃう)

 

この現象は以前16代目のときもあったので、まあ仕様と考えるしかない気がします。

評価がどれくらい上がれば大臣になるか、数値が見えないので対処のしようが無いのが厳しいです。

 

 

というわけで世帯主は失職してしまいました。

現在豪邸に住んでいるので、すなわち道楽生活を始めたのです。

 

度重なる選挙費用の捻出と月々のランニングコストの上昇のために、彼女が道楽家を始めたころは持ち金が5000万円程度になってしまっていました。

 

こんな状況では道楽家生活も長続きせず、結果的に4か月で道楽家を辞めましたが、女性は道楽家から主婦になるので収入は激減したままで、この代で豪邸を売らなきゃならないかと覚悟しながら寝ました。

 

楽家になったあたりでもう寝る時間になっていて、寝る時は道楽家をすぐ辞めてくれるかも分からなかったので、この時はかなり不安な気持ちでいました。

 

結果的に、「金もうけに夢中!」イベントが一度成功してたおかげで1億の臨時収入があり、37代目への代替わりの時には4000万弱の持ち金が残っている状態でした。

これがなければ豪邸生活は終わっていたでしょう。

 

 

14.まさかの死別

37代目の世帯主は女医で、結婚相手にはこの家で初のジャーナリストであるヨシモリを迎えました。

とにかくお金を増やさなければ急なアクシデントに対応できないので早めに家計を助けられる人を家に迎えたかったので、介入して早めに結婚させました。

 

ただ、このゲームではアクシデントがつきものです(二度目)。

これを950年経ったこんな最終盤でこれだけ強く意識させられるなんて、本当に凄いゲームです。

 

このゲームをやった人の中には察しがつく人もいるでしょうが、ヨシモリが危険な取材を行い亡くなってしまいました。33歳で亡くなるなんて初めてのことでした。

 

攻略サイトにはジャーナリストについてこの危険性が書いてありましたが、初めてのジャーナリストでそんな低確率のことはそんなに起こらないだろうというバイアスをもっていました。

 

まさかもう張ってることなんてないだろうと思って、發中鳴いてる相手に白切って「ロン!32000」って言われたような感覚でした。

後悔先に立たずと言いますが、低確率だろうがあり得ることはあり得ることを想定しなきゃいけませんね。

 

つくづく結婚相手に妥協すべきでないなと思いました。

 

残された世帯主にも色々ありましたが、その辺は長くなるので本紀にて。

 

簡単に述べると、

強い干渉を行った結果57万円の持ち金で38代目に代替わりしました。

 

15.千年家族

今まで100年ごとにある「○00年家族到達!」は、その年数を過ぎて代替わりをしてエライ神様に報告してる時に出るものでした。

 

このゲームを始める前は1000年経った瞬間でぶつ切りになるものだと思ってましたが、ゲームを進めるうちに代替わりを済ませなきゃいけないのかなと思うようになりました。

 

結果的には1000年目を迎えた瞬間終わりました。私の場合は寝てる間に1000年を迎えていたという形になりました。

 

その可能性もあるなと思いながらやってたので驚きは無かったですが、起きてるうちに迎えられたら良いなとは当然思ってたので少し残念でした。

 

代替わりしなかった38代目も(主に寝てる間に)本当に色々あり、詳しくは例によって本紀で確認していただければと思いますが、

結果的に豪邸に住んだまま千年家族を達成することができて、最低限の目標達成は出来ました。1000年到達時点で持ち金は664万円でした。

 

もちろん「きらぴか家族」で終えたかったですが途中からそれはこのクリア優先のプレイングでは無理があると思って目標を下方修正しました。

(かかるリアル時間を考慮せず、ポーズを使ったりして時間を止めながら大事な所で介入しまくればできるとは思いましたが、そこまではしたくないなと思いました)

 

 

念願のエンディング画面を拝めました。

「かなり最近の出来事だと思ってたのにまだ250年とかだったのか」

「この時期は辛かった」

「あっという間だったなぁ」

 

など色々思う所がありながら見てました。

エンディングを見ながらこういった気持ちに浸る時間は私にとって格別なものです。

エンディングって大きな区切りだから、そこで色々振り返るのが好きです。

 

やり込みの後とかは振り返る機会とか区切りが与えられないこともしばしばあるので、エンディングを見るというのが私の中で一番のゲームをやるモチベーションなのです。

 

 

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【今後プレイする人のためのアドバイス

上のプレイ日記的なところでところどころ書いてたのをまとめた感じです。

 

 

  • 隠居や主婦の能力は意外と重要!能力があるなら努力ブームの矢を!

最初は気づきづらいですが、隠居や主婦は家族のムードを上げたり、馬鹿にならない額の臨時収入を生み出したり、他の家族の能力を上げたりすることが出来ます。

 

そのためにはある程度の能力が必要です。知力と魅力がBくらいあれば、努力ブームの矢を撃って積極的に働いてもらうと家族全体が良い感じにまわりやすいです。

能力が無ければ逆効果なので、なるべく足を引っ張らないようにさせると良いと思います。

 

 

  • 能力は子供のうちに上げたい!

幼稚園児くらいまでは能力にかかわらずイベントが成功したり失敗したりしますが、

小学生あたりから徐々に能力によってイベントの成功率が変わります。能力の高い子は更なる成功体験を積めて、放っておいても自主的に能力を伸ばしていきます。

 

また、夢を持つことも重要です。小学生のうちにお気楽ブームの矢を撃って夢を持たせて、中学生から大学生まで努力ブームの矢を撃って能力を高めるように導くのがオススメです。

 

  • 赤ん坊は諸刃の剣!

これは凄くリアル感があって、気を悪くする人もいるかもしれません。

 

家族のムードが良い状態で赤ん坊を家に迎えると、両親は赤ん坊の世話をちゃんとして、それが家族のムードをより良いものにします。

 

ですが、ムードが悪い状態では家族は赤ん坊の世話より自分自身のこと(仕事など)を優先してしまい、その結果赤ん坊が泣きわめいて家族のムードがより悪くなります。

 

長時間放置してて家族のムードがちょっと悪くなった状態で赤ん坊を迎えたりすると、あっという間にムードがサイアクになって、そこからはアイテム使わない限りどんなに介入しても一向にムードが良くならないということがあります。

 

 

そうなってしまった場合は、思い切って放置して子供の成長を待つのも手です。

4歳くらいになれば悪循環は止まるので、そこから介入してムードを上げていくのが良いかと思います。

 

 

 

  • アイテムのご利用は計画的に!

プレイヤーは家族を応援することで神としてのランクが上がっていきます。

私は当初、ちゃんとランクを上げ続ければ半永久的にアイテムの補充があるものだと思っていましたが、ほとんどのアイテムが有限です。

 

ランクも50星でカンストしてしまいます。そこまでで貰えるアイテムで1000年をやりくりしないといけません。

アイテムはどちらかと言うと時短手段だと思うのが良いと思います。

時間取って介入できるならアイテムは節約していって、時間のないときや危機的状況の時に手早く家族を立て直したい場合にアイテムを使うのがオススメです。

 

能力の輪はすごく強力ですが、能力が高くなりすぎると政治家になりやすくなります。

仕方ない部分もありますが留意しておくと良いと思います。

 

世継ぎの王冠は使うのに注意が必要で、世帯主候補は毎年、世帯主の誕生日のタイミングで判定されるものなので、なるべく結婚の直前に使うと良いと思います。

早く使いすぎると同じ代に何度も使うハメになります。

 

 

  • 結婚相手に妥協はするな!

結婚相手も家族の一員です。

しかし、家に入るまでプレイヤーが育てることは出来ません。

 

職業によって能力が決まってる感じなので、就くのが難しい職ほど能力も保証されています。

 

主婦になれる女性はともかく、男性は基本的に仕事をしているとハートが減りやすく悪魔も憑きやすいです。

能力が低いと更にハートが減りやすくなりとんでもないことをする確率も高まると思います。

 

婿養子を迎える場合は特に、なるべく吟味したいところです。

私の経験上では、プロ野球選手もすぐクビになってしまうのでオススメできません。

 

リアルの生活時間もありますから、結婚に介入できるチャンスはそう何度もあるわけではありません。

そういう意味でもせっかく介入できるタイミングなら介入した方が良いんじゃないかなと私は思います。

 

 

ただ、どんな形でも家系が繋がれば良いよというプレイングならそれほど気にしなくても良いので、これは皆さんがどういうプレイスタイルを選択するかによる話ですが。

 

  • 意外とテンポが悪いのでなるべく放置せよ!

リアルタイムの50分ほどで1年も経っちゃうからかなりのスピード感があるように思われるのですが、

電源付けて家族を眺めると思ったより時間の進みが遅く、家族の人数や介入の度合いにもよりますが、ゲームを消してる時と比べて体感1/10くらいのスピード感です。

 

ウォッチモードだと各イベントごとに、月末になるたびに、いちいちメッセージが挟まりますし、できごとメモを見てるときみたいにスキップできないので結構テンポが悪く感じます。

 

長時間電源オフにしてるとその分、起動時にできごとメモの読み込みが長くなります。

これも地味ながらテンポを悪くしてると思います。

 

私は絶対に詰むのが嫌だったので1,2時間おきにチラチラ見に行ったりしてましたが、家系を繋ぐということに関しては家族みんな放っておいてもわりと上手くやってくれます。

 

シミュレーションゲームなので色々なスタイルで遊べますが、家族の自主性をもっと尊重するようなプレイもアリだったかなと思います。

 

特に私みたいについ気になってしまうタイプの人は思ったより放置しても大丈夫だと考えてほしいです。

なんだかんだ介入してもすぐ悪魔に取り憑かれたりしますし、介入しようが放っておこうがあまり変わらないみたいなこともよくあります。

 

私が最後まで豪邸に住まわせようとしたように、神の意志で強引に望む方向へ家族を導こうとするようなプレイングは特に進みを遅くするものです。

 

あくまで家族が道を外しそうになったときに道に戻してあげるような、そういう柔らかい介入がこのゲームに一番合ってるかと思います。

とはいえ先ほど言ったようにシミュレーションゲームはプレイヤー自身がプレイスタイルを選べますし結局自分の好きにやるのが一番かと思いますが。

 

 

  • 家族の職業によっては昇進直後に気を配れ!

これは私のたった1000年のプレイ体験から言えることです。

結構確率に左右されるゲームなので、一人一人異なる偏りが出るものと思いますが、役立つこともあるかもしれないので書いておきます。

 

先ほど言ったように、特に政治家は大臣への昇進直後に選挙が始まると評価が足りず失職してしまうようなので、危ないと思ったら時間をかけるのが良いかと思います。

 

また、atwikiと体感が違うところではアナウンサーもかなり曲者に感じました。

有名フリーアナウンサーになってから、2,3年の放置で干されて失職されるというのが2連続続きました。

 

その反省を活かして最終世代の世帯主は有名フリーアナウンサーになった当初に仕事の評価が上がるようサポートしました。

その結果大物フリーアナウンサーに無事なって殿堂入りもしてくれました。

大物フリーアナウンサーになった当初もちゃんとサポートし寝たのですが、寝てる間に5年で干されて失職しました。

 

アナウンサーは最初の二人で嫌気が差して、あんまり就かせようとしなかったというのもありますが、私の場合3人中3人が、40歳になる前の早い段階で失職してしまいました。

 

能力は申し分なかったので、失職する確率が比較的高いのではないかと思ったのです。

(あるいはお気楽ブームや愛情ブームの矢を撃つとかの対処が必要だったのか)

 

他のどの職業でも急に失業することはあります。

アナウンサーの場合もそれと一緒で、人生いろいろあるんだからいいじゃないかと大らかな気持ちで見守れる人には要らない話だったかもしれません。

 

とにかく、私の体感ではアナウンサーは稼ぎを期待しすぎないようにした方が良いと思うという話でした。

 

 

  • 家族8人縛りに気をつけろ!

家族は8人まで、という縛りがこのゲームにはあります。

すなわち、現状で8人居るという状態で新しい家族は増えません。

 

この縛りに抵触して結婚できないとか子供が産まれないという状況が必ずやって来ると思います。

長生きしている隠居が多かったりするとこの状況になりやすいです。

 

跡継ぎ候補のきょうだいを結婚させて枠を空けるというような介入をした方が良い場合があります。

 

 

  • メモを取るなら早めに!

家族が亡くなってしまって天界に登録される出来事は5つしかありません。

 

しかもそれが「究極の隠居になる」などわりとよくある出来事で埋まりがちなので、

何があったかなどをメモに残したい場合は代替わりの瞬間などタイミングを決めて、家族が生きてるうちに早めに取っておくのをオススメしたいです。

 

私は本来薄情な人間ですが、感情移入をなるべくできるようにしたいなと思っていて、そのためにメモを取って何があったかすぐ思い出せるようにしています。

 

メモを取らないと「なんか大変だったけどよく覚えてない」みたいな状態で最初から最後まで過ごしてしまいそうで……。

皆さんも面白かった出来事や苦労したことなどをメモしておくと良いかと思います。なにせ1000年もあるので。

 

 

 

  • 「ゃゅょ」の位置に気をつけろ!

超細かいところですが、命名の書における「やゆよ」と「ゃゅょ」の位置が自分の感覚と違っていて、一回間違えてしまいました。

小さい文字もGBAの画面の関係か、そこそこ大きいので間違いやすいです。

 

 

  • VC版は時間をいじれる。

全くオススメしませんが、クリア後に新しいデータで実験として本体時間を1日進めたらちゃんと1日(30年程度)進んだ状態でプレイ出来ました。

あんま面白くないと思いますけど、どうしても時間のない人はいかがでしょうか。

あるいはこのゲームをよく知ったうえで、特殊なプレイをして特殊なイベント見たいんだよなとかRTAしたいんだよなって人には良いのかもしれません。(絶対RTA映えしません)

 

また、セーブしてから過去に飛んでまた起動すると、悠久の時が流れたような判定になるので、多分家族滅亡か1000年経つかみたいな状態になって大体滅亡するんだと思います。

 

 

 

==========

 

 

〈おわりに〉

このゲームは、特に「見る」より「やる」タイプのゲームだと思います。

動画も軽く調べるとそもそもあまり多くなさそうでしたし、動画映えさせるの結構難しいゲームなように思えます。

 

千年もあるので家族の一人一人に感情移入しきるわけにもいかず(傍系にほぼフォーカスが当たらないですし)、プレイヤーの意のままに家族を操れるわけでもなくて結構勝手にやってもらわなきゃいけないというゲームシステムなので、人は選ぶのかもしれません。

 

人を選ぶからこそ、ハマる人には凄くハマるゲームだと思います。

私の場合は、やり過ぎなくらいやってましたが、1か月強の間に1日数十分を使いながら楽しむことのできるゲームですので色々なライフスタイルの人が遊べるものだと思います。

 

 

「神」視点で家族を運営するのはなかなかできる体験ではありません。

家族がいる方など、もしかしたらあなたの家族をより良い雰囲気にするヒントが隠されているかもしれないのでオススメしたいです。

 

このゲームはもっと移植されたり、続編が出ても面白いんじゃないかと思います。

結婚観とか当時から変容してる世の中だから難しかったりするのかもしれませんが、このちまちま世話して見守る感じは、テンポが改善されたり調整できるようになれば今でも通用するんじゃないかなと思います。

 

 

ちょっと目線が変わってきたのでここまでにしようと思います。

長々書いてすみません。

 

ここまで読んでくれた方にはこのゲームを是非プレイしてほしいです。

初見だけどやりたいとか、久々にやってみるかとか思っていただけたら嬉しいです。

 

 

では。

 

 

 

 

【8/16 追記:2周目クリア】

 

2周目クリアしました。

プレイスタイルを1周目からガラっと変えて、なるべく1日1回チラ見するだけというスタイルにしました。

 


家族のムードが悪かったり資産がマズい時は朝晩の2回見にいくこともありましたし、普通に見るの忘れて1日半とか放置したこともありましたけど、概ね1日1回見てました。

 

 

プレイスタイルを変えるということで、家族への思い入れをゼロにするために、命名の書で公序良俗に反する名前縛りをしました。

 


そんなにパターン思いつかないしひらがなとカタカナで使い分けたりもして、思い入れゼロでやれました。

 

 

介入については、下記のようにしました。

・主婦や隠居の知力、魅力がD以下なら能力上げるアイテムを使用

・ムード最悪でもすぐに改善できないようなら諦めて半日放置

・2人以上、能力の十分な主婦や隠居がいる場合少し時間をかけて介入

・青い羽根の矢について、お気楽ブームの矢は撃たず、ほぼ主婦と隠居に努力ブームの矢を撃つだけ。あと家系断絶を回避するために愛情ブームを2,3回使った程度

 

 

 

 

一回見にいくと30年くらい経つんですけど、悪魔イベントはかなり起こってました。

 


でもこの程度のペースで見に行くなら色々ゼロに戻ることはあっても、ゼロからマイナスになることはあまり無くて、ゼロくらいなら家族は何だかんだ建て直してくれるって感じでした。

 

 

プレイングと超簡単な感想はこんな感じです。

 

ここからは1周目と2周目の数字の比較をして、その後に2周目で印象的だったことを書いて、最後に改めて感想を述べようと思います。

 

 

 

 

(1周目と2周目の数字の比較〉

 

千年家族到達時点に何代目で何人家系図に載ったか

 

1周目は38代、143人

2周目は37代、143人

 

だいたいこれくらいに収まるんでしょうか。

人数が全く一緒なのは偶然ながら驚きました。

 

 

 

・殿堂入りの人数

 

1周目は8人

2周目は4人

 

 

2周目で殿堂入りしたのは、警視総監×2と最高経営責任者と看板ジャーナリストでした。

 

1周目との違いを特に感じたのは警視総監になる家族が出たことです。1周目みたいなプレイングをしていると、警察官を夢見た子は能力があっても跡継ぎ候補から外れがちでした。

 

子供に夢を持たせるような介入を全くしなかった効果か、警察官の世帯主がそれなりに出てきました。

せいぜい2000年やった程度の体感でしかないですが、警察官を世帯主にしたい時はそのきょうだいの夢も調整した方が良いかもしれません。

 

 

 

・プレイ日数

 

1周目は40日強

2周目は35日

 

 

1周目は絶対にやりすぎでした。

 

 

 

・かんしゃのキモチ

 

1周目は40000コ以上(覚えてないから確実に言える範囲の数字)

2周目は1670コ

 

 

1周目は絶対に絶対にやりすぎでした。

こんなにやる人いないよと思ったのもあり、2周目をやる時はかんしゃのキモチをあまり稼がないようにしました。

 

2周目の700年目以降は少し家族に介入した方が良さそうなことが多くて、少し増えてしまいましたが700年目くらいでは500コ程度だったと思います。

 

1670コでも神様ランクとしては26星で、カンストの半分までは来てるんですよね。

1周目は絶対に絶対に絶対にやりすぎでした。

 

 

 

 

 

〈2周目で印象的だったこと〉

 

まず第一に驚いたのは初代が離婚したことです。

1周目では家族のムードにかなり気を遣ったのと運の良さもあり回避してきたんだと思います。

 

2周目では初代でいきなり、しかも60歳と58歳の熟年離婚というショッキングな出来事が起こりました。

 

 

2周目では結局離婚は2回で済んだのですが、2回目も結構印象に残りました。

 

2周目で豪邸に住めたのは一度きりで、ほんの50年程度の事でした。

その豪邸に住んでいる間に2回目の離婚が起こりました。

 

 

家を出ていったのは婿養子のキヨタケという男で、彼の40代の人生は目まぐるしいものでした。

 

まず、42歳で警部に昇進したのですが、44歳で警察官を続ける自信が無くなり辞職。

その後3年の道楽家生活を経て、その半年後に離婚。

 

 

その後もたびたび子供の顔が見たくてコッソリ会いに来るなど存在感を発揮してきて、2周目で一番印象的な人物となりました。

 

 

 

一番ピンチだったのは900年以上経た35代目のあたりでした。

 

 

34代目の妻レイカが隠居になってから、悪魔に取り憑かれることが一気に増えて全財産を寄付したり家を勝手に売ったりと大変な状況になりました。

さらに、売れる家が無くなっても執拗に家を売ろうとしたり、ゼロになってからわずかに増えた財産を全て寄付したり、財産を寄付してすぐ借金を作ったりと大暴れしました。

 

それでも最後の最後は一戸建てに住めて3億近い持ち金で終われました。

こんな状況になっても意外と50年足らずで何とかなるものなんですね。

 

 

 

2周目はこんな風に悪魔に取り憑かれることが多くて、見たことない悪魔イベントも結構見られました。

 

また、2周目では危ない道に進む家族が一人だけ現れました。ただ、放置してたため世帯主候補では無く既に独立してたのは少し残念でした。

 

 

2周目の計37世代の称号はこんな感じでした。

 


にぎやか家族×16

にこやか家族×9

がんばり家族×1

どんより家族×9

どんぞこ家族×1

 

 

あくまで代替わりの時点の評価ですけど、1日1回程度見る感じでも千年のうち2/3くらいはうまくいくって感じでしょうか。再三言うように体感の話ですが。

 

 

 

〈2周目を終えての改めて感想〉

 

このゲームの中での充実度の面ではやっぱり1周目のように家族を長く見守って色々メモを取ったりする方が良かったと言えると思います。

 

2周目は「過ごした」なというか…。気づいたら920年目くらいになっててクリアする日時はいつなのかとか急に考え始めた感じでした。あえて極端なプレイしたせいも当然あるのですが。

 

 

ただ、他のことをしながら遊べたから、2周目も何だかんだ楽しんでやってました。

1日1回見るのをほぼ忘れなかったのも楽しみをもって遊んでたからだと思います。

 

 

このゲーム以外のこともやりながら楽しく遊べるのはこのゲームの大きな魅力の一つだと改めて思いました。

 

 

また今回は1000年迎える瞬間を見てやろうと、見にいくタイミングを図りました。

結果、何回か見に行くことでうまくいって、5か月前…1か月前…3日前と調整して千年家族達成の瞬間を目の当たりにできました。

 

これは1周目の心残りだったのでやれて嬉しかったです。

 

 

3周目は今のところ予定してないですけど、道楽家を究めるのとか危ない職業に就いた時のイベントとかは気になるし何年か経ったらやってみたいかなという気持ちはあります。

 

 

 

あと、1周目と2周目で結構違う感覚をもって遊べるのはとても良いところだと思います。

 


1周に1000年かかるから、イベントを見尽くしたような気持ちになりますけど(実際カブりは多いし)、ちょっとプレイスタイル変えれば見てないイベントを見られることが必ずあると思います。

 


楽しく1周遊べた人は、2周目も結構興味持って遊べるんじゃないかなと思いました。

 

 

 

 

2周目をやっての追記は以上です。

 

では。

 

 

 

 

【10/18 追記:3周目クリア】

 

しばらくは遊ばない予定でしたが、隠居の極意取得イベントの文言が頭から離れなくて、それを正確には何て言ってたっけと思って確認するために3周目を始めました。

 

別に最後までやらなくても良いと思っていたのですが確認できたのが250年目くらいだったので、それなら最後までやっちゃおうと思って本格的にクリアに向けて遊びました。

 

 

今度は更に放置しようと思って、2日間(5,60年程度)放置しながら進めてみました。

1周目や2周目ほどの分量の感想は書きませんが、印象的だったことを軽くまとめてみようかと思います。

 

 

隠居の極意習得イベントの好きなテキストについて。

「おウチでだらだらして…ごろごろして…のろのろして…もたもたして…ふらふらして…のびのびして…のんびりゆったり老後を生きる」

 

というものでした。もたもたを好意的に使っている感じが特に好きで、こういう風にゆっくり生きたいものだと心から思います。

 

 

 

3周目で一番印象的な出来事は18代目のことでした。

 

ゲームを起動したら、たまたま18代目の世帯主が闇の組織に所属していたので介入しました。

32歳くらいで下っ端だったところから、立身出世のスキルをつけたり能力の輪を8個くらいあげたりと支援したら58歳で闇の帝王になりました。

ウラからオモテからこの国を動かせる男になった1週間後、定年で足を洗いました。

 

色々見たことのないイベントが見られて面白かったです。

 

 

姉も勝負師になりましたし、5,60年おきに見に行くと勝手にそういう方向に行く家族が現れるという感じなのかもしれないです。

 

本当はもう少し支援したかったですがアイテムが足りませんでした。

ゲーム始めてすぐはかんしゃのキモチ稼ぎをして、そこから放置するのが良いかもしれないです。

 

確実に見たいなら介入して悪魔を憑けまくるというのもありますが、比較的成り行きに任せたい派としては上のような感じでやるといざという時困らないかなと思いました。

 

 

3周目全体で、かんしゃのキモチは421個でした。こんな感じでもクリアはできるんだ…という感想です。家を担保にされたり持ち金がゼロになったりするのは日常茶飯事でしたが、運も良かったのか詰むまではいかなかったです。

 

 

そもそも豪邸にはほとんどならなそうなので、道楽家を究めようとしたらこういうスタイルは良くないのかもしれないです。

泥棒や勝負師についてはこういう感じで進めてればどこかで介入するチャンスが得られそうで、4周目をいつかやる時はまたこういう感じで進めてイベントを見たいなと思います。

 

 

簡単でしたが3周目の追記でした。

 

では。