amiのゲーム感想置き場

ゲームの感想が不定期に述べられます。

ヨッシーストーリー

例のごとく、VC版でプレイ。

 

スーパーマリオくんで見たことあってこのゲームの存在は知ってた。

もうあんま覚えてないけどマリオくんの中でも好きなシリーズの1つだったと思う。スーパーしあわせのツリーというネーミングが印象的。

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

 

ヨッシーメインのアクションゲームはやった事ないからやってみたくて買った。

スーパーマリオアドバンス3も買ってある。

 

実はこのゲームを前に一瞬触っていた。

Wii Uの記録を見返したら去年の6月のことだった。

 

れんしゅうモードで操作を覚えて、1-1をクリアするくらいまでやった気がする。

その時のイメージとしては片っ端からフルーツを取るとすぐクリアになってしまうっていうのと、メロンを集めるゲームなんだなという感じだった。

 

一応初期化して、このゲームを再度始めた。

れんしゅうで操作を思い出して、ストーリーモードを1-1から、とりあえず全部1つ目のステージをやってみようと決めた。

 

 

 

〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

 

1997年発売のNINTENDO64のアクションゲーム。

 

 

ある日突然、ヨッシーの世界が絵本の世界になってしまった。

そしてスーパーしあわせのツリーが無くなった。

これが無いといつも幸せなヨッシーがへなへなになってしまう。

 

全てはベビークッパの仕業だった。

 

島のはずれに6個のタマゴがあった。タマゴの殻に守られて無事だったらしい。

中から元気な赤ん坊が生まれた。

 

生まれた途端の大事件を前にちびヨッシーは相談し合った。

相談の末導いた答えは、自分たちがハッピーになれば絵本の世界も幸せいっぱいになりきっと世界が元通りになるということ。

 

スーパーしあわせのツリーを取り戻しフルーツを食べ放題にして絵本の世界を幸せいっぱいにしようと決めた。絵本の最後のページにあるというベビークッパのお城を目指してちびヨッシーは力を合わせる。

 

 

といった感じのあらすじ。

 

メインは「おはなしモード」。

各ページで1つステージを選んでクリアしていき、ベビークッパの城を目指す。

ステージの中にスペシャルハートというアイテムが3つあり、スペシャルハートを取るごとに次のページで選べるステージが増える。

 

ステージではフルーツを30個取ればゴールとなる。

スコアが記録されるので、よりハイスコアを目指して敵を倒したりフルーツを集めたりするゲーム。

 

おはなしモードでクリアしたステージは、トライアルモードで何度も遊ぶことが出来る。

 

 

ハイスコアを目指すには、色々なギミックを解く必要がある。

その試行錯誤が楽しいゲーム。

逆にロースコアを目指すのもまた難しい。色々な遊び方ができると思う。

 

アクションとしては、ふんばりジャンプとタマゴを投げるのが結構難しい。

 

セーブ機能ももともと用意されてないし、1周のボリュームは多くない。

手軽に遊べるのは良い所だと思うけど、携帯機なら尚良かったんじゃないかと思わせる。

VCならセーブもできるし遊びやすくなってる。

 

 

ステージのBGMは同じメロディをアレンジしてる感じかな。

アレンジが非常に多彩で、いいと思う。

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

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ナポレオン

いつもと同様、Wii UのVC版でプレイ。

 

いい感じのペースでゲームできてる。

 

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

 

名前も何も知らないゲームだったけど、VCの説明欄を見てやった事ない感じのシステムで面白そうだから買ってみた。

 

この感じのシステムは一般的にはいわゆるRTSというやつ。やった事ないよなあと思いながらゲーム始める直前にRTSについて調べたら「半熟英雄」が出てきて驚いた。

 

半熟英雄」は超ちっちゃい頃にPS2で出てた3,4を遊んで面白かった覚えがあったので。

どっちも中盤くらいまで遊んでたはずなんだけど、RTSだったなんて全然覚えてなかった…。「みぎのひ~だりのまんなか~の」というフレーズしか覚えてない。

 

半熟英雄もいつかやり直したいな。いつでもできるかなと思ってVCでスルーしたの勿体無かったかも。

 

話が逸れたので本題に戻す。

 

 

そんな感じで、やった覚えのないタイプのゲームでずっと気になってた。

いつやるかの問題だったけど、個人的にアクションやったらシミュレーション、シミュレーションやったらアクションやりたいという気持ちが多少ある。

 

そういうわけで、結構アクションゲームが続きそうなのでその間にこのゲームをやることにした。

 

 

 

 

 

〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

 

2001年発売のゲームボーイアドバンスRTS

GBAのローンチタイトルらしい。

 

https://www.nintendo.co.jp/n08/anpj/index.html

 

ナポレオンの公式サイトです。より詳しく知りたい方はご覧ください。

 

 

フランス革命により国王と貴族が支配する時代が終わった。

国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットがギロチンで処刑され、絶対王政は打倒されたのである。

 

新政府は貴族から特権を奪っていくが、それに反発した貴族たちが政府を倒すべくヴァンデ地方に兵を集めていた。

その報せを聞いた政府は、国内最高司令官のナポレオン・ボナパルトにヴァンデ地方へ遠征するよう命じた。

 

だが、人々はまだ知らなかった。反乱を起こす貴族たちの裏に怪しげな蝋人形師の女がいたことを…。

これは、歴史の裏に隠された真実の物語である。

 

 

といった感じのあらすじ。説明書参照。

 

プレイヤーはナポレオンを操作し、軍を勝利に導いていく。

ナポレオンは攻撃が一切できない。6人いる指揮官と、歩兵や騎兵といった様々な種類の兵士たちに命令を出すことで敵を倒したり基地を占領したりしていく。

 

目まぐるしく変わる戦況を見極めて、適切な指示を与えるべくナポレオンが戦場を縦横無尽に駆け回る。

 

 

本編のストーリーモードだけでなく、二人用の対戦モードなど他のモードも遊べる。

一人用としては他に、フォーメーションバトルモードとトライアルモードがある。

 

フォーメーションバトルは戦闘中に命令ができず、事前の部隊の配置によって勝負するもの。

 

トライアルは100人斬り・タイムアタック・持久戦の三種類のタイムを記録するもの。

100人斬りは文字通り、タイムアタックは敵の本拠地をどれだけ早く占領できるか、持久戦は味方の本拠地をどれだけ長く守れるかというもの。

 

フォーメーションバトルモードのマップやトライアルモードの各種はストーリーモードを進めることで解禁されていく。

 

 

チュートリアルは非常に丁寧で、ストーリーモードの第1話は完全にチュートリアルになっているほど。

新しい要素が出るたびにチュートリアルが挟まる。説明書を読まなくても遊べるのは良い所だと思う。必要無ければ飛ばすこともできるし親切。

 

 

一話クリアするたびに「ほうび」のポイントが得られる。戦闘内容を良くすればより多くのポイントがもらえる。

 

この「ほうびシステム」が面白い。ナポレオンは戦闘をした各指揮官に「ほうび」の分配をすることができる。指揮官のもらえるポイントがそのまま彼らの経験値になる。

指揮官の自己評価を見ながら適切な分配をすれば指揮官のやる気を高く保つことができるし、やる気を無視して集中的に育てたい指揮官に経験値を集中させることもできる。

 

 

BGMは雰囲気に合っててクセになる良さがあるけど、かなりゲームボーイ感が強かった。

ローンチタイトルだし開発段階で音源やら何やら色々あったんだろうなとフワっと思う。詳しくないから分からないけど。

 

 

操作性は正直微妙。ユニットに重ならないと命令できないのにユニットが動き回るからうまく照準が合わないことがあったり、他のユニットたちや地形のせいでユニットが詰まることもあったりする。

その辺も考慮しながら動かすことが求められる。

 

 

ゲームを始めて少しした辺りで、テキストとかユニットのグラフィックとか移動のぎこちなさとか、こういう質感のやつをどこかで見たような…って考えてた。

 

その結果、SIMPLEシリーズの質感だと思った。良い方のSIMPLEシリーズ。

どっちかに失礼な言い方になってるかもしれないけど。

 

めちゃくちゃ久々にこの質感に触れた気がして個人的には何か嬉しい。

 

シナリオは徐々に(序盤から)ぶっとび始める。あらすじは歴史モノっぽいけどそういう重厚さを期待しない方が良いとは思う(そういうのを期待してたのにと評価を下げられがちらしい)。

 

重厚さではなく軽さが面白いと思う。この辺もなんとなくSIMPLEシリーズ感あるんだよな。

「THE RTS〜ナポレオン〜」だと思えばスッと受け入れられるんじゃないだろうか。

 

 

そんなにSIMPLEシリーズを沢山やったわけではないので、そんなことないのかもしれないけど。

このゲームは海外ではフランスのみで発売されたらしい。その事実を面白く感じちゃうタイプのゲーム。

 

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

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キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲

かなり早い更新になってしまいました。

 

 

メトロイドをやってからずっとやりたかったゲーム。

今回もVC版で遊んだ。

 

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

 

悪魔城ドラキュラシリーズについては作品名を知ってるくらい。あとシモン・ベルモンドという名前だけ知ってる。

 

名作と名高いし1とかはいつでも出来るんじゃないかというイメージがあったので、VCで買っておかないと難しい(と何も調べずに勝手に予想した)GBAのやつを買ってみた。

バージョン違いはポケモンの感じなのかなと勝手に思って暁月の方にした(そんなことはなかった)。

 

でも、クリア後に調べたら2021年にこの辺のシリーズがまとまった奴が出てた。私が情報入れたくなさすぎるタイプだから、こういう事もある。若干後悔の念はあるけど仕方ない。

皆さんはそちらで買うのをオススメします。

 

www.konami.com

 

 

結構シリーズの他の作品と比べて毛色が違うらしいのはメトロイドを調べた時ついでにちょっと調べて知った。

メトロイドがかなり楽しかったのでこれも楽しそうと思って始めた。

 

 

 

 

〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

 

2003年発売のゲームボーイアドバンスのアクションゲーム。

 

 

2035年日本。この日は皆既日食で人々が色めきだっていた。

 

18歳の高校生、来須蒼真(主人公)の住む町には白馬神社という神社がある。日本神話と関係の深い神社らしい。

その神社の一人娘、白馬弥那とは幼馴染で同級生でもある。

 

蒼真は弥那と天体イベントを楽しむため、神社に向かっていた。

いつもと異なる雰囲気を感じながら鳥居をくぐり抜けたとき、蒼真の意識は急速に薄れていった…。

 

気が付いたら、見知らぬ城が目の前にあった。

 

 

といった感じのあらすじ。説明書参照。

 

 

ドラキュラ城の玉座を目指しながら敵を倒していくゲーム。

武器防具だけでなく、ソウルを装備して使うのが特徴的なシステム。ソウルは敵がドロップしたり城のどこかに置かれていたりする。

 

ソウルは4種類に分類され、それぞれ単発攻撃・持続魔法・装備するだけで効果を発揮するもの・アクション技といった感じ。

 

 

ドラキュラと日本神話が絡み合う感じは面白い。ごった煮という意味での「女神転生」感がある。

 

各キャラクターにボイスついてるのに驚いた。フルボイスじゃないこの感じ、PS2とかのゲームを思い出す。

アクションゲームを予想してたけど、アクションRPGの要素が強い印象。

 

メトロイドでこういうアクションの楽しさを知ったから、このゲームもわくわくしながら遊べた。

シーケンスブレイクも可能。

 

BGMも良い。ゲーム始めて操作可能になってすぐ聞ける荒城回廊が特に好き。

 

マルチエンディングっぽい情報が説明書に載ってた。こういうの嬉しい。

やり込み要素も多くて色々な遊びができるのもポイント。

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

 

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ファイアーエムブレム 烈火の剣

Wii UのVC版でプレイ。

 

結構時間かけることになりそうだとは思ってたけど、想像以上にこのゲームに触れることになった。

 

FEの面白さを理解できたし、いつか全シリーズやりたくなった。

 

 

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

 

FEもスマブラで知った。

超ちっちゃい頃に一瞬だけリンが主人公のやつを触ったことがある気がする。

 

ゲーム始めたら、ああ昔これをやったのかと驚いた。不思議な巡り合わせを感じる。

 

 

SRPGはVCで色々買うまで「スパロボα」と「ディスガイア2」しかエンディングを見れてない。ディスガイアはエンディングからが本編だけどあんまりやってない。

 

SRPGって賢い人が遊ぶイメージで、FEも一瞬触ったやつですぐキャラロストして難しいなあと思った気がする(この辺はうろ覚え)。

 

というわけで、VCでSRPGを結構買った。

 

FFTA、バハラグ、魔神転生1,2(ここまでやった)、烈火の剣タクティクスオウガオウガバトル64トラキア776の8作を購入。

 

SRPGの現状の最終目標はトラキア776を楽しむこと。

尊敬してる友人がこのゲームをやりこんでて、強く印象に残ってたから自分もいつかやってみたいなと思ってた。

 

FEやオウガシリーズ(?)はメトロイドと同じ方式でSFCから一作、新しめのハードから一作という形で買った。

 

SRPG増えすぎても全部やれるか分からないしな…と思ってそうしたけど、FEは全部買えばよかったなと今は思う。

 

 

なぜ烈火の剣を選んだかは覚えてない。評価の高い方なのか、名前に惹かれてなのか…。

 

スマブラでロイが好きだからロイっぽいやつを買ったような気もする。

前情報あまりに調べなさすぎなのかも。ロイは封印の剣の方でした。

 

 

 

 

 

〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

 

2003年発売のゲームボーイアドバンスSRPG

 

前作「封印の剣」の20年前が舞台。

 

およそ千年前に「人竜戦役」と呼ばれる戦いが起こる。エレブ大陸の覇権を争い人と竜が戦った戦争である。それに負けた竜は大陸から姿を消し、人が大陸全域にその勢力を広げていった。

そんな歴史を持つエレブ大陸の草原に生きる一人の少女・リンは、行き倒れの旅人を助けた。二人で語り合ううちにリンは一人前の剣士、旅人は一人前の軍師になるために共に旅に出る。この旅がのちの長き戦いの序章であるとはこのとき誰も知る由もなかった…。

 

といった感じのあらすじ。説明書参照。

 

 

プレイヤーは軍師としてリンたちを勝利に導いていく。

 

 

 

チュートリアルが丁寧で、ヘルプも充実してるからFEあるいはSRPGを初めてやる人でも入りやすいと思う。個人的にはめちゃくちゃありがたかった。

FEを初めてやるって人にもオススメできる。

 

一周目はノーマルモードだけど、二周目からハードモードも遊べるから経験者でも大いに楽しめる。

 

 

SRPGとしては、クリア条件が敵全滅とか拠点制圧ばかりでなく拠点防衛やキャラを守るといったものもあるから戦略性あって良いと思う。

 

各ユニットで、当然強弱はあるけど成長は確率に左右されるし、使ってればどのキャラもそこそこ使えるはず。早解きに必須、ぐらいのキャラは居るけど普通に遊ぶ分には色々な組み合わせでやれると思う。

 

 

敵味方共に魅力的なキャラが多くて楽しい。

 

 

メインストーリーだけでなく、特定の組み合わせのユニット同士を隣接させ続けることで見れる支援会話が面白い。

キャラの背景とか、メインストーリーだけでは見えてこない部分も支援会話で補完されてる。

 

物語の主な舞台はエレブ大陸のリキア同盟。

詳しくないけど、雰囲気的には中世ヨーロッパの感じかな。貴族制社会でどうしても身分が大事。そういった感じの話とかが支援会話で楽しめたりする。

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

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読書感想文 殺戮にいたる病

10月に更新することがあまり無さそうなので、このブログで読書感想文も書いてみようかなと思いました。

千年家族の3周目の追記のお知らせと、烈火の剣の進捗報告をしたいけどそれだけの記事では味気ないからというのもあります。

 

 

千年家族の記事

千年家族 - amiのゲーム感想置き場

 

簡単にですが3周目の追記をしました。

 

烈火の剣の進捗報告は最後にします。

 

 

 

未定ですが、月一や隔月といった定期的なペースで続けていくかもしれないので今回は『読書感想文』シリーズ第一弾という位置づけにします。

 

 

 

前提として、まず自分語りを失礼ながらさせて頂きます。

 

 

――

 

今まで生きてきて、読書欲が湧いたことは無かったと思います。

物心ついてからは無いはずでした。

 

ノベルゲーム・アドベンチャーゲームは好きで多少やったのですが、ボタンを押すといった動作なく目と頭の中だけでじーっと読んでいく読書というのは何か苦手意識があって、自分には向いてないこととして生きてきました。

 

ただ年々発達してきて、色々な表現に注意を払えるようにはなってきたように思います。

たまたま最近見ているお笑い芸人のYoutubeチャンネルで本を紹介するという動画を見て、なんとなく今なら読書を楽しめるような気がして、初めて読書欲を感じました。

 

この欲望を気のせいだと片づけてしまうか悩みましたが、欲望に従ってみることにして、とにかく何か読んでみようと思ってとりあえずこの作品をKindleで買いました。

 

すぐ読めて場所も選ばないので電子書籍で、そしてこの作品は「かまいたちの夜」を遊んだ時に知って頭の片隅にずっとあったものということでこの形での購入となりました。

 

小さい頃から自分の中に「読書って賢い人のすることでしょ」みたいな偏見もあったような気がしますが、読み始めると自然に受け入れられるような感じで、素直に楽しめるなと思えたのは嬉しいことでした。

 

なるほどこれが楽しくて皆は読書しているのかと納得できて、今後もたびたび読書するのも良いかなと思いました。

それでこの読書感想文を書いてみたり、それをシリーズ化してみようと思った次第です。

 

――

 

 

というわけで、読書経験の極めて浅い人間が初めて自発的に読んで書いてみようと思った読書感想文であるということをご了承ください。

 

今までの読書経験としては、強制的に読書させられる時間に図書館で適当に借りたライトノベル江戸川乱歩の何かの作品を読んだことがある程度で、あとは将棋関係の定跡書などを読んだくらいです。

 

そういえば遠い彼方の記憶ですが読書させられる時間に読んだ1作か2作の江戸川乱歩は面白かったように思います。ただ、当時のそれは読書の楽しさを感じたというよりも、テレビで流れている「名探偵コナン」のアニメをなんとなく眺める楽しさと同質のものを感じたということ…だと思います。

 

これを書くまで江戸川乱歩を読んだことなどすっかり忘れていたのでよく分からないです。人の記憶は信用できないものですね。

 

 

前置きが長くなり過ぎましたが、本題に入ろうと思います。

 

 

 

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〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

 

『殺戮にいたる病』は、1992年発売の我孫子武丸の小説。

あまりに詳しくなさすぎるからよく分からないけど、推理小説と呼ばれるジャンルか。

 

2017年に出た新装版を読んだ。

 

 

東京を中心に起こる連続殺人事件、その犯人がついに逮捕された。

犯人である蒲生稔、逮捕時に呆然自失としていた母・雅子、逮捕時の通報者である樋口、3人それぞれの視点からこの事件について語られる…といった感じのあらすじ。

 

 

読書それ自体に慣れてないから、他者から見てどれだけ妥当性のある記述ができるか全くわからないけど、あくまで私の感想で言えば、エログロ描写が苦手でない限りわりと読み易い文体なのかなと思った。

 

徐々に明らかにされていく事実にワクワクしながら、今後の展開を予想しながら読み進めるのが非常に楽しい。

 

心理描写も印象的だった。

「あるある」と思えるような共感しやすいものもあったし、想像だにしなかった殺人者の心理もリアリティある描写で「なるほど」と思わせるものだった。

 

物語の時代は(たぶん)明確に言及されてはいないけど当時のリアルタイムである90年代初頭で、その時代について自分はほとんど知らないから新鮮に感じて楽しいと思った。

 

 

読み進めるうちにこの小説の読み方を理解していく感覚を味わった。

書経験が浅すぎて他の作品・文章と比較できないし、他者の参考になるかとか全然分からないけど、読み進めるほど自分のアンテナが敏感になっていってどんどん読むのが楽しくなると感じた。

 

 

初めて読書欲が湧いてきて自発的に読む小説がこの作品で本当に良かったと思う。

いずれ、あるいはすぐにでも読み直したくなる作品で、この衝撃は一生心に残る気がする。

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

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感想オムニバス① 2023/9月やったゲーム

『感想オムニバス』シリーズ第1弾、9月にやったゲームの感想をまとめます。

ほんとは8月末のも入ってますが。

 

『感想オムニバス』は毎月更新されるわけではなく、今後は「オムニバスで書こうかな」みたいなゲームを何本かやって、記事としてある程度の分量になったら月末に更新されるという予定です。

オムニバスで書くか単体の記事で書くかはゲームをやらないと分からないので、詳細な予定をおしらせするのは難しいです。

 

 

 

【おしながき】

 

 

 

くにおくんの時代劇だよ全員集合

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

 

超ちっちゃい頃に兄とやった記憶があり、楽しかった思い出があるので買った。

 

アクションゲームをやるぞと決意して、まずは面白いことを知っててボリュームも軽そうなこのゲームで感覚を取り戻していこうかなと思って始めた。

 

 

〈概要〉

 

1991年発売のファミコンアクションRPGゲーム。

アクションRPGってよりはアクションのつもりで始めたんだけど、パラメータの概念あるしやっぱりアクションRPGということらしい。

 

くにおくん」の登場人物が時代劇を演じるというゲーム。

「くにお」が「くにまさ」になってたり、大体みんな名前が少し変わってるっぽい。

 

本家のことをあまり知らないけど、ゲーム性は本家と似た感じだと思われる。

所謂ベルトアクションってやつ?詳しくないけど…。

 

 

 

一応、以下ネタバレ有り。(あんまない)

 

 

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クロックタワー

例によってWii UのVC(SFC版)を遊びました。

 

ホラーゲームは年に一回やろうと急に決めて、今年はこのゲームを選びました。

選んだというか、VCで買ってあるホラーゲームはあと2作しかないし来年はこれやるしみたいな感じで自動的に決まったんですが。

 

 

年内に現行の主要なプラットフォームで移植されるらしいです。

この記事を書く時に知りましたが、私としては発売されて盛り上がる前に触れられて良かったなと思っています。

 

興味のある方はぜひ発売されたらやってみてほしいです。

 

 

 

 

〈購入・ゲーム開始の経緯〉

 

クロックタワーという名前はかねてから聞いたことがあって、怖いゲームで人気も高く、実況動画映えするゲームという印象はあった。

 

でも動画で見ちゃうよりはまず自分でやってみたいなと思って、これもネタバレを踏まないように生きてきた。

続編が出てるのも知ってるしそれもいずれやりたいから初代を買っておいた。

 

 

「晦」の記事を作ったときにホラーゲームをまたやりたいと思い始めた。

 

なつのおもいで② 晦(つきこもり) - amiのゲーム感想置き場

 

こちらが「晦」の記事です。これを読むと来年やろうとしてるホラーゲームも察しが付くと思われます。

 

 

できれば8月にホラーゲームをしたかったんだけど、マザーやアクションゲームを優先しててここまでズレ込んでしまったという形。

 

ゲームを始めてすぐ、このゲームで起こることは9月の出来事だと知ってむしろタイミングドンピシャで嬉しくなった。(ドンピシャって死語なんでしょうか)

 

素晴らしい巡り合わせだなと思った。

 

 

 

〈ネタバレなし概要とちょっとした感想〉

 

1995年発売のスーパーファミコンアクションアドベンチャーゲーム

 

ラニット孤児院で育てられたジェニファー(主人公)とその友人たちに、新たに養女として引き取りたいという申し出があった。

メアリーという先生に引率してもらって新しい引き取り先の屋敷に招かれるのだが、そこで異変が…

 

といった感じのあらすじ。

 

ジェニファーをそのまま動かすのではなく、カーソル等を使ってジェニファーに指示をしていくというゲーム。

ジェニファーを上手に導いて、屋敷を脱出するのが主な目的。

 

 

操作性やカメラワーク、テンポは悪いけれどそれが恐怖を増幅させてくるというこの時代ならではの工夫されたつくりが素晴らしい。

プレイヤーを怖がらせたり驚かせたりする演出も巧みだと思う。

 

探索をすることでアイテムや情報を入手していって、この屋敷や事件の謎に迫っていくのが楽しい。

 

基本的に敵を倒すゲームではなく敵から逃げ延びるゲーム。逃げる心の準備をしながらそれでも前に進んでいくというのが恐怖感を味わえて良い所だと思う。

 

 

 

以下、ネタバレ有り。

 

 

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